アイルランドはドニゴール地方から世界に旅立ったスパーグループ、Altanを紹介
Altanは元々、学校教師をしていたフランキー・ケネディとマーレード・ニ・ウィニーとで結成されたユニットでした。
最初、二人はファーストアルバムCeol Aduaidh (Music of the North)を出した後、アメリカに渡り、Green Linnetから数枚のアルバムを出しその後、Virginに移籍し華々しい経歴を誇るに至ります。
でもそんな順風に見えた彼らですが1994年にはマーレードの夫であるフランキー・ケネディが癌で死去しバンド自体一時期活動を停止していました。
結局、Altanのコアメンバーは、
Mairéad Ní Mhaonaigh — Fiddle、Vocal
Dermot Byrne — Box
Ciarán Tourish — Fiddle、Whistle
Ciarán Curran — Bouzouki
Mark Kelly — Bouzouki、Guitar
Dáithí Sproule — Guitar
過去メンバーは、
Frankie Kennedy — Flute
Paul O’Shaughnessy — Fiddle
アルバムとしては以下のものがあります。
The Best of Altan: The Songs
いわゆるベストアルバムです。
曲も程よくAltanらしい選曲でAltan入門にはよいかと思います。
Altan
Altanがアメリカに渡りグリーン・リネットで発売したアルバム。
このアルバムを聴く限り今日のAltanのばく進状態は想像できませんでした。（ファンの方、ゴメンなさいm(__)m）
ただアルバム中の曲は今でもテレビ等のBGMとして使用されたりする位、アルバムとしての完成度は高いんですけどね。
ある時はホノボノ雰囲気、一変ドニゴールスタイルのフィドルがガッツンガッツン攻め立てて来る。
その間を埋めるのはマーレードの歌声。そんなアルバムです。
Island Angel
Altan、5作目のアルバムです。
内容的にはもう文句の付けようが無いです。
完全に脱帽です。
ちなみにモーレードの夫、フランキー・ケネディーはこのアルバム作成時、癌闘病中。
そしてこの録音がフランキーが参加した最後のAltanとなりました。
フランキー死去の後、一時期、モーレードはショックから音楽を止め、Altanは活動を停止していましたが後に復活し更なるメジャーバンドとなります。