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『ちいさな恋のメロディー』
今日はちょっと懐かしい映画のご招待。
「In The Morning ~ 」って歌で始まるこの映画、自分を映画好きにしちゃった決定的な作品でした。
ストーリー:
家族と上手く接触を持てない内気な少年、ダニエル君は悪友のオーンショーと大の仲良し。
日々納得いかない事は多々あるけど、親友のオーンショーが居てくれたらそれなりに学生生活も楽しい。
二人はバカな事して日々、12歳の学生生活を送っています。
ある日二人はいつもの様に悪戯をして先生に呼び出しをくらっちゃいます。
体罰としてお尻をしこたま叩かれたダニエル君、泣きっ面で廊下を歩いているとある部屋の中に居た少女、メロディーに釘付けになってしまいます。
部屋の中ではメロディーがバレエのレッスンを受けていたのです。
ダニエル君、ポカーン。
そう、いわゆる一目ぼれ。 それもかなり重症。。。。
その日から ダニエル君は寝ても覚めてもメロディー、メロディー、メロディー・・・・
何とか彼女と接触を持ちたいと思うダニエル君ですが、なかなか上手くいきません。
そんなある日、音楽の補習でまたまた呼び出しをくらっちゃったダニエル君。
音楽室の待合室の扉を開けるとビックリ(@_@)
そう、そこには同じく補習待ちのメロディーがチェロを持って座っていたのです。
何気に目を合わす二人。
実はメロディーも自分を遠くから見つめているダニエル君の事が気になってたのでした。
その待合室でダニエル君は補習内容の曲をそっと吹いてみます。
(ダニエル君はリコーダー吹いてるんですが)
するとゆっくりそれにチェロであわせてくれるメロディー(^^)
この辺りの二人の楽しそうな場面は観ててほんとに微笑ましいのです。
そしてその日から数日後、オーンショーとの帰り道、メロディーとすれ違うダニエル君。
その瞬間、メロディーが目で言います。
「一緒に帰れへん?ダニエル坊や」
ダニエル君、もう頭真っ白。
顔見ててもわかります。
男って弱いですよねぇ〜
次の瞬間、親友のオーンショーの静止も振り切ってメロディーとフワァ〜って感じで学校から走り出します。
オーンショー可愛そうだったよなぁ〜(ToT)/~~~
もう学校出る頃にはお前ら付き合って何年?ってくらい熱々、ラブx2な二人になって帰ってるんですよね。
この辺りからありえへん!!って位の展開が始まります。
ん・・・言いたいけど(^_^;)
とりあえずはここまで。
と、ここまではストーリーなんですが、これから音楽のお話。
この映画の何が素晴らしいかって使われている音楽。
映画のキーポイントになる場面、場面では全てBee Geesの曲が使用されています。
そしてラストはCSN&Y。
この映画を知らない人でもBee Geesの「Melody Fair」「First Of May」なんてよく流れてるから聴いたら絶対に、
あ、この曲だ!!ってなると思いますよ。
First Of Mayが流れるお墓でのデートシーン。
上部からターンされる映像の中、歩いてくる二人。
この映画、最高に美しい場面ですね。
そしてあるお墓の前で座り込む二人。
そこで何気に書いてあるお墓の碑文。
ひとつのりんごを二人でかじりながら読んでるんです。
奥さんが亡くなってから直ぐになくなってしまった夫の没年を。
二人はそれを見て話すんですよね。
メロディーが
「奥さんが亡くなってから直ぐに亡くなってる。」
するとダニエル
「う〜んと愛してたんだね。」
メロディー
「わからないわぁ・・・」
するとダニエル
「できるよ、だって僕はもう、一週間も君を好きなんだから」
う〜〜ダニエル!!お前なかなかやん!!ってところで、これまたFirst Of Mayの盛り上がりから開始。
「The apple tree that grew for you and me,~ 」
の辺りかな。
全編、こんなノリで映像と音楽がリンクした映画なんですよね。
ホンマに良いぞォ〜
恋したくなるぞォ〜
久々に夜中に観たので書いちゃいました。
一人でだけどね。
PS.
Bee Geesってマン島出身なんですよね。
映画情報
監督 ワリス・フセイン
原作・脚本 アラン・パーカー
音楽 ビー・ジーズ
出演 マーク・レスター(ダニエル)
トレーシー・ハイド(メロディ)
ジャック・ワイルド(オーンショー)