集塵機(しゅうじんき)を作る

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概要

木工作業には恐ろしい位の木くずと塵が発生します。

それをいちいち掃除機で吸ってたら作業するより掃除機のゴミの入れ替えしている方が時間がかかります。

というわけで木工作業する方は集塵機(しゅうじんき)といういわゆるサイクロンや水濾過の原理を利用したチリ、ホコリ、木くずを集める装置を木工作業する機械に接続もしくは横で可動させて作業をするんですね。

集塵機(しゅうじんき)で検索すると沢山ヒットしますよ。

私ももちろんお世話になっております。

ただ、私が使っていた機械は知り合いの会社のお下がりだったのですがとうとう寿命が来てしまいまして。

どうせなら家庭用掃除機に接続して使えるものを作ってしまおう。という事で作りました。

計画

埋没型のサイクロン分離器です。

今は良い時代でサイクロン流を作ってくれる部品もネットで手に入ります。

Amazonで検索

ちなみにこのサイクロン発生パーツ、集塵部分の上に乗っかる形のものも有りますがそれだと邪魔になりますし強度の点で ペール缶蓋との接合部分を強化する必要がありますので止めました。

今回はペール缶の中に埋もれる形のサイクロン集塵機パーツを使用します。

※下記参照

材料

基本これだけあれば完成です。

ペール缶、サイクロン集塵機、集塵機側ホース

後はホースを接続する部分も必要ですがそれらは手持ちの掃除機との兼ね合いでホームセンターで入手しました。これらの細かい部品についてはその都度解説。

サイクロン 集塵機自作用 集じん機 DIY パーツ

集塵機の要になるサイクロン発生部分ですね。

サイズや設置方法で色々有りますが自分は集塵ボックスにスッポリ埋没するタイプを選びました。

SANEI 洗濯機排水ホース 2m PH64-861T-2

三共コーポレーション GA フリー容器 ペールカン 20L x1

作成

ペール缶への穴あけ作業

先ずはサイクロン部を差し込む穴をペール缶に空けます。

ペール缶って円形だから強度がある程度出ていますが結構薄いんですよね。

蓋なんて平面だからペラペラで。

サイクロン部を差し込む穴を開ける場所を決めるのに円形描画します。

でも鉄の上なのでコンパスが滑らないように中心点にはゴムを切って貼り付けときます。

こんな感じに。

で、ここを中心にコンパスで円を書きます。

書いたらわかりやすいようにマジックでなぞっておきます。

老眼だから鉛筆の線が見えないから(爆)

では穴を空けましょう。

この薄さの缶なら金鋏で楽勝。

切りやすいように穴を開けてから、

その間をハサミで切っていきます。

こんな感じに切れます。

やっつけ仕事なので結構、雑い^^;

ヤスリでザーッとバリ取って削ります。

だいたい綺麗になったかな。

更に空けた穴の外周は波うってるので叩いて平らにしてくださいね。

後でサイクロンバーツを装着するときに隙間が開くので。

ちなみに穴の位置を真ん中にしていないのは将来的にもう一つサイクロン集塵器を取り付けるかもしれないので面積を4分割した一つあたりに穴を開けています。

パッキンも作っちゃおう

空気漏れしたら嫌なのでゴムでパッキンを作成します。

サイクロン部と蓋の間に挟む大きさですね。

ちょっと装着してみましょうか。

まぁ~こんな感じ。

つなぎ目を作る

その前にホースが繋がる部分を作らないと。

サイクロン部品に繋がるように塩ビのパイプを加工します。

加工しなくても繋がる部品も売ってるですが自宅に有った内径が32mmのモノを使おうと思いまして。

でもサイクロンパーツのつなぎ目の大きさは大体30mmで結構大きいんですね。

なのでバーナーで炙って柔らかくしてから内径を萎めました。

こんな感じですね。

作業の粗さはご容赦を?

装着完了したら綺麗にしますので。

サイクロン部装着裏板を作る

装着する場合はパッキン、ペール缶、サイクロンパーツの結合部分には後述の固まっても硬くならないボンドを使っています。

振動にも強くて異種素材でもOKなので。

でもいざ装着してみるとやっぱりペール缶の蓋は薄い?

なので裏側に止める部分を木で補強する事に。

というわけでそれの作成。

パッキンと同じくコンパスで円弧書いて切り出します。

こんな感じでジグソーでダーッと。

そうそう、最初この円弧の形で切り抜いたんですがペール缶蓋の強度を考えるともっと広い面積が必要という事がわかったので後述の大きさで作り直しています。

組み立て

先ずはペール缶蓋の裏側に貼る補強材にボンドを。

エポキシではなくてあえて振動しても大丈夫なように硬化してもカチカチにならないボンドを使っています。

黒色なのは間違って買ってしまって余ってたので?

早く使わないと。

そして表からサイクロンパーツを突っ込んでこちらも間隙が出来ると思われる部分は先程のボンドで目止め。

グルーガンで止めても良いですが私は振動対策兼ねて先程のボンド使ってます。

裏側はこんな感じですね。

ホースも接続

接続部分はガーッと作業したのでメチャメチャ汚いです。

とにかくどれくらいの性能が出るのか見たかったので。

動作

安物家庭用掃除機を接続しましたが強力です。
以前使用していた専用機以上かも。
※専用機は音が大きかったので。

掃除機側には殆どゴミは吸い込まれていませんでした。

フィルターには若干、ほんとに細かいチリが付いていた感はありますが。

でも全然使えるって感じでした。

これでガンガンに回転系作業で木くず出して作業出来ます。

でわでわ(*^^*)

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