この記事は、詩人で社会学者の 田中 理恵子 さんに対するインタビュー記事からです。
記事の内容的にはこれまで言われていた事をあらためてまとめられた感があるのですが具体的に生涯未婚率なんて数字を出されると急に現実味を帯びてきますね。
記事の内容をかいつまんで言いますと、
男性の間の”モテ格差”はかなり広がっている。
- そのモテ格差の大きなウエイトを占めているものが年収である。
- 都内の20代半ばから30代半ばの未婚女性の4割が「年収600万円以上の男性」との結婚を望んでいるが、該当する同年代の未婚男性は3.5%しかいない。
- 女性側の要求が高いと言われそうだが実際に子育てを行なう場合、600万円程度ないと、女性は安心して子どもを産めないのが現実でる。
- この事から一般に「自分の年収の倍」ぐらい稼ぎのある男性を求めている。
- だが現実は専業主婦のいる世帯よりも共働き世帯のほうが多数派となっている。現実的にも、男性一人の稼ぎには頼りきれなくなってきているから。
- 一方で20代など若年女性ほど専業主婦志向が強まっている。
- ただ今の世の中の状態を見る限り男性に家計負担を完全に依存した人生設計を行うのは、リスクが高い。女性はこの点をきちんと認識すべき。
- ただしそんな女性を出産、育児、そして再び元の職場に復帰するという社会基盤は不完全である。
- したがって年収の安定している男性をパートナーに求める傾向が強くなる。
- これらの事から男性の未婚率が上がってしまう。
- 50歳時で一度も結婚をしたことがない人の割合は1970年で1%台だったものが90年代に5%台になり、2005年には約16%にまで上がっている。
- 現実には一度も結婚できない男性がいる一方、十分な収入など高い「モテ資源」があり、生涯に何度も結婚できる男性がいる。事実、再婚率は女性より男性のほうがずっと高い。
ではあぶれてしまった男性に望みはないのか?
著者は提言しています。
結婚力点数を次の様に考えてみると良いかもと。
結婚力点数 = 経済力 × 魅力 × コミュニケーション能力
どれかが「ゼロ」だと、他が高くても結果がゼロになってしまうが逆に言えば全てが0でなければ少なくとも0にはならないと。
でも0にならなくとも1以下だと限りなく0に近づくのですが・・・・なんて屁理屈は置いといて。
ここで著者はコミュニケーション能力に関しては次の様に解説されています。
確かにご指摘の通りかなぁ(^_^.)
で、此処まで読んでて毎度思う事なんですが・・・・・
この手の記事って男性側からの思いってのがあんまり書かれてないんですよね。
殆どが女性目線からの記事で。
男性側からの視点の記事はあんまり読んだ事が無くって。
男性側からすると女性が思ってるのと同じ位に結婚願望ってあるのかなぁ~?って事で。
少なくとも自分の周りの未婚男性(×含む)は年齢、収入の多い少ない、モテるモテない(^_^.)に関わらず結婚したいって思ってない人が多いですねぇ。
理由は?
- 面倒くさい
- 相手に合わすのが嫌
- 俺より上手い飯を作れる女子はいないから ←これはちょっと(^_^.)
- 自分で稼いだ金を自分以外に使うのが嫌
- そもそも出会いが無い ←これは本人に原因があると個人的には思う。
- もう女性と生活するのは嫌だ ← 可愛そうに。。。辛かったんでしょう。
- 未来が見えない日本で結婚なんかしたくない
- 可愛い子が居ない ← 居るよ。
- 二次元が好き ← ん~なんとも言えません(^_^.)
なんか殆ど本人のわがままですよね。
もちろんこの中にも年収600万以上の男性も居るわけで。
案外そういう人ってねらい目かもしれませんね。
とにかく生涯未婚率”驚異の16% なんて数値に踊らされず相手の立場も考えて頑張ってください。って感じでしょうか。