自分にも中国人の知り合いや友達が何人か居ます。
仕事で一緒になったりして知り合ったのですが。
一様に彼らは日本の事を気に入ってる様子ですね。
実際は、かなりの学歴もあり日本に暮らす中国人のなかでも恵まれている方だからかもしれませんが。
昔に知り合った中国人のお話ですけど来日した当時は山口百恵が唄う秋桜(コスモス)も中国の歌だ!!なんて言ったりと中国国内でどんな教育うけてたの?なんて場面によく出くわしていましたが数年のうちにすっかり日本的な思考になってしまって日本に馴染んでるんですよね。
でもこういう恵まれた環境にいる中国人ばかりてはなくて技術もなくとりあえず日本にやって来た様な人達だと日銭稼ぐのが精一杯で日本に対して良い印象を持っていないかもしれませんね。
本書では今あげた、前者に属する人達からの視点で書かれています。
端的に内容をかい摘むと、
- 中国で受けた日本に対する教育の矛盾。
- 日本にやってきて変化した日本に対する思い。
- 日本で暮らしてみて徐々に溶け始めた警戒心。
- 日本人に対する思いや忠告。
- これからの日中関係への思い。
等。
普段、日本人が思ってもみなかった気持ちが述べられています。
希望としては本書に登場した様な人達がもっと増え帰国し国の決定機関に属して欲しいですね。
そして日本のみならず他国との関係を築く上で今まで中国が行ってきたような方法によるのではなくルールに則った対話の出来る国になってほしい気がします。
そういう希望を持つことが出来たので星4つです。