先日仕事仲間と飲んでる時に彼らの多くが満足に家電を扱えない人達って事がわかりました。
たとえばテレビの録画予約。
多くはわざわざ携帯でメールして奥さんや彼女、子供たちに録画予約を頼んでる事も。
ただ不思議と女性の技術者の友人はちゃんと自分で録画出来るのですね。
何故ソフトウエアの開発では小池が尊敬できる程の人達なのにこんな事になるのかを考えてみました。
皆が苦手なテレビ録画を例にすると、
目 次
家電リモコンの場合
1.テレビの通常表示画面から録画メニュー画面への切り替えを行う。(スイッチ1を使用)
2.録画用のメニューを出す。(スイッチ2を使用)
3.録画する番組メニューを呼び出す。(スイッチ3そ使用)
4.録画する番組を選ぶ。(大抵、上下左右に選択状態を移動させるスイッチ4を使用)
5.番組を決定する。(スイッチ5を使用)
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n.録画用の録画メニュー画面からテレビの通常表示画面に移行する。(スイッチ1を使用)
対して、
テレビ内臓パソコンの場合
1.ディスクトップ若しくはどこかのアイコンをクリックすると番組予約表が表示される。
2.好きな番組を選択
3.録画する旨を承諾。(大抵は 録画しますか? で OK ボタンクリックをするんでしょうね)
こんな感じになるかと思います。
録画するだけなのに今の平均的なリモコンだと5つ以上のボタンの使い方を覚えないといけないんですよね。
逸れに対してパソコンの場合だと操作は一つ。クリックするだけ。
正直言います。
小池も自宅のHDレコーダーで番組予約できません。
一つの操作をするためにボタン一つが必要と言う事は単純な実装かもしれませんが機能が増えてくるとボタンの数も比例して増える事になります。
その度にボタンの位置や操作を覚えないといけなくなります。
個人的にはそういうのって理解できないのです。
録画という目的の為に何故多くのボタン操作を覚えないといけないんでしょう?
目的は録画であってボタン操作でない筈。
で、一旦そう思ったら最後、もう、そういう操作を習得する気持ちがなくなってしまうのですね。
これが頭の固いソフトウエア技術者が罹る「家電操作できない病」の原因かと思います。
女性はその辺、柔軟性がありますね。
だから操作をマスターできるんだと思います。
仕事仲間の口癖は「俺ならあんな実装しない」ってのがあります。
時々、それ違うやろ!!って突っ込みいれられてる奴も居ますが(笑)
でも皆、根底では同じ精神を持っています。
・楽に
・正確に
・間違いなく
・少ない工数で
って事。
まさしくその通りだと思うのですね。
なのに現実は違う。
相変わらず複雑な構造のリモコンばっかり。
なんでなんでしょう?
ハードの設計する方が悪い?
馬鹿の一つ覚えのように機能毎にボタンを増やしていくばかりで・・・・
たしかにそうすると設計時には何も考えずに楽かと思います。
でもそれは技術者の怠慢かと思うのです。
だってボタンが無くても複雑な操作を可能にしているガジェトは現に存在しているのですから。
たとえばiPodやiPhone 等。
いい加減、ゴチャゴチャボタンだらけのリモコンから開放されても良いのではないかなぁ〜と思う今日この頃です。