されど“服”で人生は変わる | |
齋藤 薫
おすすめ平均 |
面白かった。
内容的にはよくありがちな、女性向けの、
- どうやればモテ女になれるのか?
- 男は女のどういうところをみているのか?
- どんな服装に目が行くのか?
等、わかりやすい事例をあげつつ話を展開していく中で、何事にも自分を持った女性になりなさい。と強く語りかけてくる内容になっています。
この本の良いところは一般論として女性とはこうあるべき等のベキ論ではなく服装と言う最も身近な物を題材に筆者が思う女性が生きていく上での大事な事を伝えようとしているところではないかと思います。
それがいかに自分と外界との接点として重要な役割を果たし、しいてはそれをおろそかにすると怖いですよ。という事もわかりやすく書かれています。
ある時は簡単な例をあげ、またあるときは自分の体験おも語り、それらは一つの教訓を含んだ童話の様です。
ところどころに出てくる話には女性よりも男性視点からすれば当たり前な部分もあらためて語られており不思議な感覚でした。
例えは、
「一人前の男はスーツ姿の女性にグッと来てしまう」
「露出度の多い服を身に着けると男の食いつきは良くても後が続かない」
等。
結局、男女のこういうすれ違いがあるから面白いのだろうけど最近の風潮はジェンダーフリーと言いながら結局、それぞれの性に特化した見方しかされていないと感じる事が多かったのですが本書はそういう垣根をちょっと壊してくれそうに思いました。
女性だけでなく男性にも読んで欲しい本です。
おすすめ。