少し前だけど三遊亭円楽さんが死去されましたね。
子供の頃、何気に付けたテレビで笑点がやってたらムカついてチャンネルをガチャガチャって回したものです。
今でこそ「チャンネルを替える」って言いますが僕ら世代だと「チャンネルを回す」って言う人も多いと思います。
そうチャンネルは回すものでした。
それは番組を受信するにはチャンネルノブに直結したアナログな部品であるバリアブルコンデンサ(通称バリコン)で受信周波数を変えることで番組を変えていたからなんですね。
今でもラジオの受信放送を変えるときに小さなダイヤルを回したりしてチューニングしますよね?
あれの大型がテレビには付いていたんです。
話がぜんぜん違う方向に行ってしましましたが話を戻すと子供の頃、とにかく笑点が嫌いでした。
何故かって?ぜんぜん面白くなかったから。
子供の目にはあまりに高尚過ぎて楽しみ方がわからなかったんですよね。
そんな笑点を回答者?メンバーからまとめ役までこなした円楽さん。自分が成人して円楽さんの落語を聞いてからホントにファンになりました。
上方落語の世界も好きなんですが円楽さんの落語は特別でした。
そんな円楽さんがカッコいいなぁ〜って思ったのは2007年に落語を止めてしまった事。
理由は自分の思う落語が出来なくなったから。恥ずかしい姿は見せたくないって。
いつも思うんですよね。
自分っていつまで楽器が弾けるんだろう?って。
今でも遠視が酷くなって楽譜も読めなくなってきたしパイプのリードも作りにくくなってきてるし。
だから円楽さんみたいにスパっと自分の一番大切なことを止められるってカッコいいなぁ〜って思ったわけです。
今はまだまだその時の覚悟も出来てないですけどね。
重ね重ね円楽さんの落語を聞きたかったなぁ〜って思います。
コメント
> manomegu さん
そうですねぇ~
楽器もある程度、セッティングを上手くしたり演奏法を工夫すれば年とってからも演奏出来るのかもしれません。
今はまだ気持ちはもっとガンガンやって行きたいけど身体が付いて来ない?って感じなのが歯がゆいですねぇ
音楽は歳をとってからのほうが、味があっていいかもよ。
私は歳をとったら、ハープの音数をどんどん削いでいって、
歌もどんどん装飾を削いでいって、
シンプルになっていきたいと思ってます。
今はまだ、音数も装飾も、たくさん入れてますけどね。。