『モノレールガールズ』レビュー

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モノレールガールズ
モノレールガールズ

だいぶ前に出版されてたのですが紹介

この本は実際に読んでみるとその人目を引くデザインやカバータイトル以上の内容の濃さにビックリしてしまう事請け合いです。

内容は伊丹空港から大阪北摂を通過し門真迄を扇形に走る大阪モノレールで働く女性クルーの奮闘といかに今の大阪モノレールが発展してきたかを描いた物語。

それも実際に働かれている女性クルーによって書かれたものです。

話は戻り大阪モノレールって自分の地元の交通機関なのですがいつも乗る度に何故かワクワク感を持ってしまうんです。

先ず駅に着いた時からワクワクは始まります。

切符を買う。

その時おもわず思ってしまう、「相変わらず運賃、高いなぁ~(^_^;)」

これは本書文中でも触れられていますが理由を聞けば納得。

切符を買ったら何気に寄ってしまう駅内、コンビニ。

店員さんは他のコンビニの様な無愛想な人は居ません。

買って気持ちよくなるコンビニがそこにあります。

このコンビニこそが改革の始まりなのです。

そして改札をくぐると広々とした休憩室。

ここではパソコンも触れるスペースになっています。

これは本当に助かります。

そして何よりベンチがあるのはとても大事な事です。

人に優しい環境作りなんて名の有るデザイナーさんが設計した建物よりもよっぽど人に優しいもの。

それはベンチだと思います。

このベンチも本書の中では重要なキーとなりますよ。

時々この休憩室で読書したりパソコン触ったりするのですがとても落ち着きます。

そんな時間の過ごし方をした後、モノレールに乗るのですが乗ったら気分は小学生(^_^;)

必ず窓際、運転席近くに陣取って外の風景を見てしまいます。

高架を走るモノレールからみる大阪の街は知らない場所に来たみたいで毎回新鮮なんですよね。

すみません。話が逸れてしまって。

この本を読むと何故、こんなにワクワク感があふれてくるのか?それがわかる様な気がします。

それは、

人をもてなす心。

何がお客にとって大事な事か?

を絶えず考え行動するモノレールガールズ達の心意気が有るからではないかと思うのです。

自分が生活している身近にある熱い物語。

それをこの本は伝えてくれますよ。

本書はあなたを頑張れる気持ちにさせてくれる、そんな一冊だと思います。

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