最近は柴田トヨさんの 『 くじけないで 』を読んでます。

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最近、出版されてメディアやネットでも取り上げられている100歳の詩人、柴田トヨさんによる詩集「まけないで」です。

くじけないで 詩集&朗読DVDセット
柴田トヨ

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トヨさんは95歳から詩を作り始めました。

大好きだった日本舞踊を腰を痛めたことによって続ける事が出来なくなり落ち込んでいるトヨさんを見かねた息子さんが詩を作ることをすすめたのがきっかけだそうで。

一つの詩を作るのに一週間はかかってしまうそうで。

それだけ言葉の意味に気持ちを込められているんでしょうね。

そんなトヨさんの詩を1ページずつ読み進んで行くたびにトヨさんの色んな思いが伝わってきます。

子供の頃の思い出、辛い奉公時代の涙の訳、とても優しかったご主人との生活、息子さんが産まれた時の喜び、息子さんからの優しさを支えに頑張っている一人の生活。

それらを正直なありのままの言葉で語ってくれています。

正直、自分が若い頃には歳をとった方の気持ちや思いって全く理解できなかったと思います。

それが人生の折り返し地点を過ぎ、残りの人生が少なくなった今は少しだけでもトヨさんの気持ちに近づいて本書を感じる事を出来た事が嬉しいですね。

本書を読むと確かに身体は歳と共にハンパでなくガタが来ますが気持ちまでそれに引きづられてはいけないんだなぁ~って事を強く感じることができました。

だから「くじけないで」なんです。

そしてそういう気持ちに皆、触れたいから詩集としては異例の数万部の売り上げに繋がったんでしょうね。

トヨさんは売り上げがどうのとか気にされてないと思いますが。

個人的にはトヨさんの詩を読んでいると3年前に無くなった自分の母親にダブってしまうんですよね。

自分が別の家庭持ってからは一人で生活していた母親も色んな事を思ってたんだろうなぁ~って。

なんか自分の親不孝ぶりを考えてると腹立って涙出てきますね。

なぁ~んて湿っぽい話は置いておいて、本書は今現在も頑張ってる(個人的には頑張るとか頑張ってとか言葉は大嫌いなのですが)jトヨさんの「くじけないで」が一杯詰まった詩集です。

すこし時間があったら開いて読んでみると気持ちが落着きますね。

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コメント

  1. こいけさん より:

    > pia-no さん
    今まで歳をとって介護される立場にある方の気持ちを書いた詩ってなかったと思うんですね。
    そういう意味でトヨさんの詩ってとっても新鮮で気持ちが落ち着くものでした。

    歳とってからはやっぱりいろんな事が億劫になってくると思うんです。
    ちょっとそこにある物を取るのさえ面倒になってきたりして。
    そういう部分から少しづつ心が萎んでいくんだと思うんですね。
    なのでできる限りそういう思いは抱かないように気をつけています。

    pia-no さんはとっても活動的だし頭も良いし。
    そんなpia-no さんが居られたらお母様も安心ですね。

    トヨさんと息子さんの関係みたいに。

  2. pia-no より:

    私も買って、傍においてあります。
    これから実家の両親の介護も入ってきそうで
    母にも読ませました。
    トヨさんのように、何かをやりたい気持ちを失わないで
    欲しいと思います。

  3. こいけさん より:

    > ピキ ちゃん
    ユニットメンバーだからってほめ殺し作戦ですか?(笑)
    若くないですよ(^_^;)

    親孝行ではなかったですねぇ~
    母親が亡くなる前、数年間の介護時期はとっても酷い感情を一杯持ったりしたんですよね。
    その事を考えると今でも叫びたくなっちゃいますよ。
    また色々書くこともあるかと思いますが。
    自分の中では消化出来ていない気持ちです。

  4. ピキ次郎 より:

    こういう本を読んで、若々しい小池さんがさらに若返るんでしょうね(^^ゞ

    小池さんは親孝行だったと思います。なんとなく分かります…。