『第9地区』 観てきました。
目 次
あらすじと感想
この映画、よくある得体の知れないエイリアンが出てきて人間とドンパチして中盤でエイリアンの正体が画面に登場!!なんてこれまでのパターンとは全く違っています。
これはただ単にエイリアンと人間という図式だけでは済まされない現在進行形の色々な問題を比喩した作品ではないかなぁ~なんて思うんですよ。
だって映画の宣伝ですでにヨナネスブルグ上空に20年間エイリアンの乗った宇宙船が浮いたままになっている。って言ってますもんね。
これで殆どのあらすじってわかっちゃいましたからね。
※『第9地区』最新予告編
だからエイリアンってどんなの?って以前にエイリアンありきな物語りなんですね。
だっていきなりエイリアンが普通に出てきますしね。
それに映画の構成がとって面白い。
最近こういうのって増えてるのかなぁ~?
例えると「クローバーフィールド」みたいな感じかな。
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映画は最初、主人公と主人公を囲む人々のインタビューから始まったりします。
何でエイリアンの話なのにインタビュー?
なんて思っちゃうんですけどね。
実はこれは映画の中であるプロジェクトが進んでいてそのプロジェクトの記録を行っているという設定で映画の中の主人公たちは映像を録られインタビューを受けているというわけ。
映画の中でもう一つ映画があるみたいな。
そしてこのプロジェクトとはヨハナスブルグ上空に止まっている宇宙船から救助したエイリアンたちを収容している施設(第9地区と呼ばれている)を他の場所(第10地区)に移すプロジェクト。
それは超犯罪都市として現在も恐れられているヨハネスブルグの住人おもビビらしてしまう程に犯罪を犯すエイリアン達が増えたため、更に都市部から郊外の(第10地区)に移住させる為のものです。
そして主人公はこのエイリアン居住区移設プロジェクトの責任者となったヘナチョコ会社員とエイリアンの中の科学者(だと思う。皆同じ顔しててわからんから)の二人。
このプロジェクト、先ず最初にエイリアンの住む居住区(第9居住区)に入ってエイリアンたちに移動許可をとって回ると言う気の長い作業を始めるんです。誓約書片手に(^_^.)
ここで凶暴なエイリアン達と遭遇し怖い体験を一杯しながらも仕事を進めて行く主人公なのですがある家に行くと明らかにそれまでとは違った知的なエイリアン遭遇します。
そして主人公の運命は此処からドンドン怖い方向に進んでいきます。
あぁ~言いたいけどなぁ~
未だ公開中だから言えないです(^^♪ と言いつつでも少しだけ(^_^.)
先ず、監督がピータージャクソン。
この監督名にピンと来た人はなかなかです。
そうです。
あの「ブレインデッド」の監督。
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「ブレインデッド」では気持ち悪さを不思議な画質で包んでましたがこの映画には一切妥協はありません(*^_^*)
後半からはじめる戦闘シーン(そうなんですよ。かなりの戦闘シーンがあります。)でのエグさは折り紙つきで保障します。
そしてまとめとしては、
とっても良い映画だと思います。
「ブレードランナー」みたいな流れがあるというか。
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ある意味、これまでに無かったSFだし是非観てみて自分の目で評価してみてくださいね。
ラストはほんとに切なくなりますよ。
僕はかなりの高評価を与えちゃいます。
エイリアン系の映画ではある意味名作かと思います。
映画情報
- 原題:District 9
- 監督:ニール・ブロムカンプ
- 製作:キャロライン・カニンガム、ピーター・ジャクソン
- 製作総指揮:ケン・カミンズ、ビル・ブロック
- 美術:フィリップ・アイ ビー
- 音楽:クリントン・ショーター
- 編集:ジュリア ン・クラーク
- 製作国:2009年アメリカ映画
- 上映時間:1 時間51分
- 配給:ワーナー・ブラザース映画、ギャガ