The Bothy Band

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1975

アイリッシュ系バンドの演奏形態はThe Bothy Bandからはじまった。

Bothy Band(ボシー・バンド)は、Gael Linn recordの25周年祝賀イベントをきっかけに1974年に結成されたバンドです。

最近、アイルランドの伝統音楽に触れた方はLunasaやAltan等、若手バンドからって人が多いと思いますがそれらのバンド全ての今日の有り様を決定つけたバンドといっても過言ではないと思います。

ロック界で例えるならビートルズ、レッドツェッペリン、ローリングストーンズをあわせたようバンドって感じでしょうか。

メンバーは発表した5枚のアルバムで若干異なっています。

初期メンバーにはPaddy Glackin(フィドル)、Tony MacMahon(ボックス)でしたがアルバムメンバーとしては残っておらず、後に続くメンバーで殆どの録音がなされていますね。

最初の録音時のみフィドルはTommy Peoplesでしたが後はKevin Burkに代わっています。

結局、Bothy Bandのコアメンバーは、

Matt Molly — Flute / Whistle
Paddy Keenan — Irish Pipes / Whistle / Low Whistle
DonalLunny — Bouzouki / Bodhran / Guitar
Triona N’Dhomhnaill — Cravinet / Vocal / Bodhran
Michel O’Domhnaill — Guitar / Vocal

アルバムとしては以下のものがあります。

1975

1975

いやぁ~ほんと衝撃的過ぎました。

このアルバムは全世界中のアイルランドの伝統音楽ファン、楽器奏者、更には伝統音楽に興味を持っていなかった者までとりこにしたのではないかと思います。

今日、一般的にフィドルチューンをつなげて楽しむアレンジ方法などBothyで完成されてしまって結局それ以降それを超えるスタイルって出てきてないように思うんです。

まさに西暦がBCとADに別けられているように伝統音楽の大きな節目となった1枚ではないかと思います。(たしか以前、何かの本でもBothy以前、Bothy以後って言葉で解説されていた記憶があります。)

アルバムに収められている曲は今日どこのセッションに行って演奏しても誰もが知ってる曲ばかり。

Kesh Jigなんて早い目にセッションに行くと後から来たミュージシャンが一応、必ずやったりするので多人数のセッションでは

「今日、4回目のKesh Jigやぁ~(^_^;)」

なんて事もあった位に有名になりましたしね。

そして演奏だけではなくTrionaとその兄、Michielのボーカルがすばらし過ぎます。

Do You Love an Apple歌ってるショートカットのTrionaなんてメチャメチャ可愛かったんですよね。

とにかく私、ベタ誉めの一枚です。

1. Kesh Jig/Give Us a Drink of Water/The Flower of the Flock/Famous Ballym
2. Green Groves of Erin/The Flowers of Red Hill
3. Do You Love an Apple
4. Julia Delaney
5. Patsey Geary’s/Coleman’s Cross
6. Is Trua Nach Bhfuil M in irinn
7. Navvy on the Line/The Rainy Day
8. Tar Road to Sligo/Paddy Clancy’s
9. Martin Wynne’s/The Longford Tinker
10. Pretty Peg/Craig’s Pipes
11. Hector the Hero/The Laird of Drumblaire [Strathspey and Reel]
12. Traveller/The Humours of Lissadell
13. Butterfly
14. Salamanca/The Banshee/The Sailor’s Bonnet

Old Hag You Have Killed Me

Old Hag You Have Killed Me

個人的には一番好きなアルバムです。

セット(曲)の並びにストーリーを感じるから。

1曲目のリールはクラビネットの伴奏で始まりそれにギターとブズーキが加わります。途中、バウロンが入って来てからはフィドルのみの演奏になりその後全ての楽器がドバーッと入ってきてエンディング。

でも何故かハッピーエンドな気分にならない終わり方なんですよねよ。雨降りのまま迎えた夕暮れ時みたいな。

するといきなりFionnghuala’sなんていうマウスミュージックが始まります。当時、こんなの堂々とアルバムに収録しちゃうのってBothy位しかいなかったんだから。

それまではフィールドレコーディングで歌われているものであったりチーフテンズなんかがセットの合間にちょこっと演奏する位だったんですがね。

Bothyはマウスミュージックにハモり入れちゃったりして殆ど実験やってるとしか思えないアレンジばっかりで。

そして全世界中の伝統音楽ファンの涙を誘ったかどうかはしりませんがTrionaが歌う

Maid of Coolmore

これはマジ最強!!(iTunes Store :The Maid of Coolmore – Irish Folk Favourites

いまならAltan等が女性ボーカルを前面に出してますがBothyの場合は同じ女性ボーカルでももっと芯のある声なんですよね。

よくある裏声だけできれいにまとめていますって感じとは全然違う声質です。

これは彼女がBothy解散後に作るユニット、Relativity、TouchStone等でもいかんなく発揮されています。

1. Music in the Glen
2. Fionnghuala’s Bothy
3. Farewell to Erin
4. Ballintore Fancy
5. Maid of Coolmore
6. Michael Gorman’s
7. Sixteen Come Next Sunday
8. Old Hag You Have Killed Me
9. Calum Sgaire
10. Kid on the Mountain
11. Tiocfaidh an Samhradh [Summer Will Come]
12. Laurel Tree

Out of the Wind-Into the Sun

Out of the Wind-Into the Sun

このアルバムをベストに選ぶファンは案外多いですね。

私も好きだけど曲の構成がまとまりすぎてて若干物足りなさを感じるかも。

でも一曲目、パディー・キーナンのドーランスタイルの流れるようなパイプから始まりそれに絡みつくトゥーリナのクラビネットが参加すると、そこはもう完全にBothy ワールド。

知らない間に完全に連れて行かれている自分が居ます。

結局、おすすめ!!

1. Morning Star
2. Maids of Mitchelstown
3. Rip the Calico
4. Streets of Derry
5. Pipe on the Hob
6. Sailor Boy
7. Blackbird
8. Strayaway Girl
9. Factory Girl
10. Slides
個人的にはまとまり過ぎって感じのアルバムなんですが結構このアルバムが一番好きって人が多いですね。

After Hours

After Hours

きましたよぉ~

Bothyがもっとも成熟した時期のライブ版。

確かこのアルバムが収録されたライブを最後に解散しゃちゃったんじゃないですかね。

とにかくもう信じられないくらいのパワーで爆走しています。

最後のGreen Groves~のアレンジなんて途中から違う世界に突入って感じです。

とにかく歌も演奏もアレンジも最高の一枚です。

1. Kesh Jig/Give Us a Drink of Water/The Famous Ballymote
2. Butterfly
3. Casadh an Tsgin
4. Farewell to Erin
5. Heathery Hills of Yarrow
6. Death of Queen Jane
7. Pipe on the Hob/The Hag at the Churn
8. Priest/Mary Willie’s/This Is My Love/Do You Like Her?
9. How Can I Live at the Top of a Mountain?
10. Rosie Finn’s Favourite/Over the Water to Charlie/The Kid on the …
11. Green Groves of Erin/The Flowers of Red Hill

Best of the Bothy Band

Best of the Bothy Band

満遍なく他のアルバムから集めています。って感じです。

これが全ておすすめの曲ばっかりならいいんですがところどころ?ってのもあったりして。

必聴版かといえば・・・(^_^;)微妙なところですがBothyの雰囲気を味わうには良いかもです。

1. Reels: The Salamanca/The Bansee/The Sailor’s Bonnet
2. Pretty Peg/Craig’s Pipes [Song & Reel]
3. Air, Set Dance and Reel: The Blackbird
4. Reel: The Maids of Mitchelstown
5. Casadh an Tsgin
6. Reels: Music in Glen/The Humours of Scariff/The Otter’s Holt
7. Fionnghuala
8. Old Hag You Have Killed Me [Jig]
9. Do You Love an Apple?
10. Rip the Calico: Leitrim Fancy/Round the World for Sport/Rip the Calico/
11. Death of Queen Jane
12. Green Groves of Erin/The Flowers of Red Hill [Reels]

BBC Radio One: The Bothy Band Live In Concert

BBC Radio One: The Bothy Band Live In Concert
After Hours とは対照的なライブアルバムですねぇ。
メンバーも若干異なってたりしますし。

曲自体はおなじみの曲が多いし良い感じなんですが同じライブアルバムであるAfter Hours (Live in Paris)と比べると全く異なった雰囲気です。

1. Martin Wynne’s/The Longford Tinker
2. Two Jigs/The Kid in the Mountain
3. Patsy Geary’s/Coleman’s Cross
4. Sixteen Comes Next Sunday
5. Micheal Gorman’s/The Frieze Breeches/The Road to Lisdoonvarna/Joe …
6. Lucy Campbell/The Laurel Tree
7. Fionnghuala
8. Farewell to Erin
9. Kesh Jig/Give Us a Drink of Water/The Flower of the Flock/Famous …
10. Tar Road to Sligo/Paddy Clancy’s
11. Maids of Mitchelstown
12. I Wish My Love Was a Red Red Rose
13. Piping Solo: Garret Barry’s/The Bucks of Oranmore
14. Morning Star/The Fisherman’s Lilt/The Drunken Landlady
15. Do You Love an Apple?
16. Jig and Five Reels: Roger Sherlock’s/Around the World/Rip the Calico

Bothy Bandは5年間の活動の後、メンバーそれぞれがバラバラにバンドを作ることによって活動を中止してしまいます。