Believe Meという題名でNSP奏者の一番のレパートリーになる位に有名な曲ですが元々はアイルランドの古い民謡なんですよね。
楽譜はこの辺りを。
その曲にトーマス·ムーアが歌詞を付け広まったそうです。
その時の題名が、”Believe Me, if All Those Endearing Young Charms” となりました。
この辺りの話までは知っていましたがこの曲って色々な処で使用されているんですよね。
なかでもハーバード大学の卒業式歌にもなっているというのはちょっとビックリでした。(ホントに知りませんでした(^_^.))
創立200年祭の時、同大学教授であるサミュエル・ジルマン(1811年卒)が作詞し発表したそうです。
と言うわけで実際はこういう曲。
NSPだとこんな感じで演奏されますよ。
Chloe Corriganちゃん可愛いです。
未来のKathryn Tickellさんですね。
ちなみにトーマス·ムーアが何故この曲に歌詞をつけたかって話がすごく泣かせます。
諸説あるのですが、この曲の歌詞はトーマス·ムーアが彼の奥さんに対して書いたモノでそれを古くから伝わるアイルランドのエアーにのせて歌ったそうで。
当時、世界的に流行していた天然痘に感染したトーマス·ムーアの奥さんは治癒したのですが天然痘の跡が体中、特に顔が酷い状態になり外に出る事も出来なくなり最後にはトーマス·ムーアも拒否する様になったんですよね。
そんな時この曲を歌い奥さんの心を安心させ閉じこもっていた部屋にトーマス·ムーアを入れる様になったとの事で。
ただ、他の説では歌を送ったのは恋人のウェリントン侯爵夫人であるとも言われてたり。
色々ありますが曲と歌詞が素晴らしいので個人的には何でも良いです(^.^;)
メロディー自体、凄く優しさがこもっていますがトーマス·ムーアの書いた詩も素敵ですよ。
Believe me, if all those endearing young charms
Believe me, if all those endearing young charms,
Which I gaze on so fondly today,
Were to change by tomorrow and fleet in my arms,
Like fairy gifts fading away,
Thou wouldst still be adored, as this moment thou art,
Let thy loveliness fade as it will;
And around the dear ruin each wish of my heart
Would entwine itself verdantly still.
It is not while beauty and youth are thine own,
And thy cheeks unprofaned by a tear,
That the fervor and faith of a soul can be known,
To which time will but make thee more dear.
No, the heart that has truly loved never forgets,
But as truly loves on to the close
As the sunflower turns on her god when he sets
The same look which she turned when he rose.
トーマス·ムーアって優しい方ですね。
ちなみにこの曲は日本では 春の日の花と輝く として知られていますね。
さらにこんなところにも。
でわでわ
Celtic Legends