アイリッシュ系音楽のセッションでギター伴奏する時に気をつけたいこと(チューニング編)

ギター

正直言います。

私はそんなにギターも含めて楽器はそんなに上手くありません(^_^.)

ただ、一緒に演奏する人が気持ちよくなる様な演奏は心がけています。

そういう話を少しばかり。

きっかけは此処最近、友人や知り合いの方からギターに関してどうやってダンスチューンのバッキングをしたらいいの?とかどんな音源が参考になるの?なんてよく訊かれるのでまとめて書いちゃいます。

なので要はどんな感じで他の楽器、例えばフィドルやパイプのバックをすれば良いかのヒントですね。

チューニング

最初はチューニングの話から。

と言いますのはダンスチューンを伴奏する場合、ギターのチューニングはその伴奏スタイルにとても影響をあたえるからです。

どの様なチューニングを使用するかで後の伴奏ギタリストの方向性や、やれる事も変わってきますので。

DADGAD(ダドガド)

6弦から1弦に向かってDADGADとチューニングされた調弦でそのおとの頭文字をとってダドガドなんて呼ばれています。

何と言ってもアイリッシュ系のバッキングを行うギタリストが先ずは使用するチューニングではないかと思います。

更にフィンガーピッキングを好むギタリストにも愛用者が多いですね。

サウンドの特徴としてはとにかくモーダルなサウンドが容易く出せます。

詳しくは以前まとめているページがありますので、

Acoustic Guitar ページ

要はコードの調性(メジャー、マイナー)を決定する3度の音を排除したコードフォームを容易く作れる事にあるかと思います。

但し多くのDADGAD ギタリストがそうするようにカポタストを使用しないとDADGAD を最大限に活かした演奏が出来ないかと思います。

更にDADGADでフィドルチューンを演奏しようとすると慣れの問題も有りますが特定のキー以外はとても演奏しにくいんですよね。

例えばD メジャー、D マイナーは演奏し易いですがE マイナー等の曲でのリードではかなり指をストレッチしないと弾けませんので。

これも慣れれば解決出来たり瞬時にカポを装着する等して克服しても良いかと思いますが私は面倒臭がりなのでDADGAD は止めてしまいました。

まぁ色々書いていますがそれでもダンス曲の伴奏でDADGADを使用するメリットはとてつもなく大きいので一度はトライされると良いかと思います。

ドロップD

6弦だけをDにまで全音下げたチューニングです。

最近、一部のギタリストの間でよく使用されていますね。

ちなみに私もドロップDを使用しています。

理由としてはDADGAD ほどではないけれどモーダルな音も出せ且つリードを演奏し易いから。

特にEマイナーの曲とDメジャーが連結されたメドレーの場合、カポ無しでも全く困らずにバッキング可能ですよ。

レギュラー

実はレギュラーのまま演奏しているプレイヤーってアイリッシュ系だとぁまり知りません。

ブルーグラスやオールドタイム等、アイリッシュ系の音楽に近い人達はほぼレギュラーですが。

やっぱりズチャンズッチャンって感じになってますね😅

ただ先ほど登場したMichael O’Domhnaill等はレギュラーでもものすごくモーダルに聞こえる伴奏をおこなったりしています。何処で使ってるかわかりますか?😉

他のオープン系

オープンG(DGDABD) なんてのも時々使用されていますね。

私もクロマチックな奏法でフィドルチューンを弾く時はよく使います。

Paul Bradyさんが出てきたらやっぱりこの曲を上げておきます。

The Lakes Of Pontchartrain

以上、チューニングに関するチップでした。

次回は実際の演奏のパターンを色々書いてみますね(^^♪

でわでわ。


コメント

  1. ゆたか より:

    DADGAD(ダドガド),
    出来る様に、なりたいです。やはり、理論は難しいですね。

  2. こいけさん より:

    >ゆたかさん
    先ずはDADGADにチューニングして鳴らしてみると色々発見出来るかと思います(^_-)

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