バンジョー弦の替え方

banjo

バンジョー(4弦、5弦)の弦の替え方なんですが、バンジョー弾いて何年にもなる人にとっては当たり前の事でも始めてバンジョーを買って弦を替える時にはどうしたらいいの?って感じなのかよく問い合わせが来るんですよね。

なので簡単に弦の交換に関して書いてみます。

バンジョーの種類は4弦、5弦色々あるんですが普通は専用の弦が売ってますのでそれを購入します。

弦の太さはギターの弦と同じように色んなサイズがあります。

それらは自分の演奏スタイルに合わせて試行錯誤すると良いかと思います。

個人的な感覚ですが。

ミディアムゲージは結構張りが強いのですが

Elixir(エリクサー) バンジョー弦(.010-.023)POLYWEB Medium 11650

のミディアムだと低い弦高にセッティングすると押さえはそんなにしんどくないんですね。

弦に柔らかさが有ると言いますか。

どちらかと言うと弾(ハジ)く方(右手)がちょっと力が要ります。

その代わり弦高を低くセッティングする事でメロディック奏法やシングルストリングでの演奏はとてもやりやすくなりますね。

逆に

Elixir(エリクサー) バンジョー弦(.009-.020)POLYWEB Light 11600

あたりだと弦高下げると2フレット辺りでのスライドでノイズが乗ったりし易くなるのでちょっと弦高、高目に設定する必要がある様に思います。

ただこれによって結構、パンチのある立ち上がりの鋭い音が出る様になるのでいわゆるスクラッグス奏法にはとても良い感じがします。

こちらはライトゲージですね。

かなり繊細な弦ですので綺麗に鳴ってくれますね。

もう少しパンチのある音が欲しい場合にはミディアムゲージでしょうか。

こちらはオーソドックスなバンジョー弦、 D’Addario ですね。

これらの弦を購入後、いよいよ交換になるのですが大抵のバンジョーはテールピースという部品がバンジョー本体の底についていると思います。

このテイルピースの突起部分、上の写真だと5つの丸い引っ掛け部分がありますよね。

ここに新しい弦の端っこの輪っかになっている部分を引っ掛けてテイルピースの上の方に穴に通してその先をペグに巻きつけ弦を張っていきます。

ここまではどんな楽器でもほとんど同じなのですがバンジョーの場合、ここでとても重要な注意点があるんです。

それはバンジョーのブリッジの位置。

tp-1

どうやってブリッジの位置を決めるかわかりますか?

ギターみたいにブリッジが固定されていないので一旦、弦を緩めるとこのブリッジがバタンと倒れたりするんです。

するとどこにこのブリッジを置いていいかわからなくなりませんか?

それは次の様な方法でブリッジの位置を決定します。

  1. ブリッジを手で移動させられる位のテンションで弦を張ります。
  2. 12フレット辺りでハーモニックを出します。あのちょっと触れる位ではじく奴です。
  3. 今度は実際に12フレットを押さえて音を出します。
  4. このハーモニックスの音と実際に12フレットを押さえた音が同じ高さに鳴る位置にブリッジを移動させます。
  • ハーモニックス音(高) > 実音(低) → ブリッジをネック側に移動
  • ハーモニックス音(低) < 実音 (高) → ブリッジをテイルピース側に移動

こんな感じでブリッジの位置を探して決めます。

あと注意点としてこのブリッジはチューニングをしている間に弦の張りに合わせ起き気味、または倒れ気味になってチューニングが狂うのでその変化量も考えて位置決めをしてくださいね。

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