Doc Watson(ドック・ワトソン)さんが亡くなりましたね。
享年 89歳との事。
なんか悲しいですねぇ~
こちらのサイトってアイリッシュ等伝統音楽の演奏者の方によく観ていただいてると思うのですがDoc Watson(ドック・ワトソン)さんに関しては誰それ?って方も居られるかと思うので少し説明をしていますと。
彼は1923年3月3日、USAのノースカロライナ州ディープキャップで産まれました。
彼は1歳になる前に感染症が原因で盲目になってしまいます。
でも父親から貰ったハーモニカで音楽に目覚めお決まりのバンジョy-、ギター等の楽器を演奏するようになり更には生計の為、ロカビリーバンドでエレキギターを弾くようになります。
その頃バンドメンバーだったフィドラーがズル休みをする為、フィドルのラインを弾くことを余儀なくされ後に世界中のブルーグラスミュージシャンが影響を受けるフラットピッキングスタイルを完成させたと言われています。
そうなんですよ。
ホント、彼の影響を受けていないブルーグラス系のミュージシャンは居ないと言って良い位に物凄い影響力を持った方でした。
少し観てみますと、
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こういうことを半世紀近く前からやってたんですよね(^_^.)
このBlack Mountain Ragなんてブルーグラスやってるギタリストなら絶対に弾ける曲でもう何百回も皆弾いてると思うんですよね。
アイリッシュで言うところのKesh’ Jigみたいな感じかなぁ~
更にフラットピッキングだけではなくてフィンガーピッキングも抜群に上手い!!
粋でしょ(^_-)
ちょっとブリティッシュフォークの名曲アンジーっぽいんですが殆ど同じ時期にイギリスとアメリカでこういう曲が演奏されてたのは面白いです。
そして演奏だけでなくて歌も良い!!
フォークという枠の中で生きながらもいつもその枠を出たり入ったり出来るだけのテクニックを持つ超人って感じの人ですね。
でも決してテクニックだけではなくて生き方そのものが音楽と共に生きてきた事を見せてくれた素晴らしい方でもあります。
最近亡くなったアール・スクラッグスといい、一つの時代を築いた方々がなくなっていくのは悲しいですね。
ご冥福をお祈りします。