ハンマーダルシマー(以降、HDとも記述)というと美しい音色を生かしたひたすら美しい音楽を奏でる楽器ってイメージがありますが個人的にはそういう音は綺麗な人がお化粧してさらに綺麗になってるだけって感じで面白いともなんとも思わないんです。
(※あくまでも私個人の感覚ですけど)
キムタクがカッコいい役してても当たり前やんって感覚というか。
例えば二枚目俳優、美人女優さんがコミカルだったり汚れ役をしている方が好き。
なのでジュード・ロウやニコール・キッドマン等は大好きですね。
って関係の無い話になりましたが(;^ω^)
という訳で美しい音色のダルシマーを美しい音色を生かしただけで終わらせていない演奏を色々集めてみました。
先ずはハンマーダルシマーと対極に位置する楽器、バグパイプとの演奏。
という訳で先ずは聴いてみてくださいね。
私の個人的な体験だとパイパーって結構な頻度でHDされている方から嫌われてるのがわかる場面に遭遇しています😅
単純に煩いからみたいですけど。
ですが食わず嫌いではなく、ちょっと聴いてみてくださいね。
でもこれを知らないと人生損してる!!なんて大それた事を言うつもりも強制もしていませんよ(^_-)
先ほどのパイプはスコティッシュスモールパイプスです。
このパイプ、正直そんなにうるさくないです。
アイリッシュパイプの方が大きな音ではないかと。
ちなみにこのパイプは主にキーはAなんですね。
出る音は下からG,A,B,C#,D,E,F#,G,Aでまことに変なスケールになってます。
一定の音がなるドローンはAの音が鳴り続けます。
下から2番目のAから始めると7番目の音がG#ではないので気持ち悪い音階になりますけど(^-^;
この音階をミクソリディアンと言いますよ。
更にGから始めると4番目の音がCではなくC#になってるのでこれまた変(^-^;
でもこの音だけならHDでも出しやすいですよね?
パイパーは楽器に対するこだわりは他の楽器奏者とは比較にならない位に持っています。
でも他の楽器に対するこだわり(一緒に演奏する等)に関してはとても寛容な奴らが多いと思うんですよね。
なのでもし一緒にやってもいいなぁ~なんてHD奏者の方が居られ、そういうチャンスがあれば一緒してやってくださいね(^_-)
絶対に喜びますから。
で、バグパイプの話が出たついでにバグパイプって大きな音がする楽器だと思い込んでる方の為に色々な音色や音量、音域の物があるんですよ。という事で少しだけ寄り道。
先ずはMusette(ミュゼット)。フランスのバグパイプです。
バグパイプですがクラシックの楽器として分類されています。
実際に聴くとわかりますがとても気持ち良い音色で全然大きな音ではないです。
ちなみに現在、一般的に使用されているアコーディオンを使ったフランスのミュゼットというジャンルの音楽はこのバグパイプでの音楽も一つの起源になっています。
詳しくは簡単にまとめられている おなじみミュゼット Wiki でもどうぞ(*^-^*)
同じくバグパイプですがこのミュゼットが全盛期の頃に英仏海峡を渡ってイングランドで独自に発展したとも言われているNSP (ノーサンブリアンスモールパイプ)。
ミュゼットの一部レガートな演奏法を一切排除したような強力なスタッツカート奏法で演奏され此方もHDよりも小さな音です。
如何でしたか?
という訳で脇道に逸れてしまいましたが元に戻ってハンマーダルシマー(^^♪
次は同じくフランス系バグパイプと。
此方は結構、音が大きいんですがHDもちゃんときこえていますね。
フランス系、バグパイプと
で、最後にたねあかし。
今迄の動画でHDを演奏されてたNicholas Blantonさんってパイプ奏者でもあるんですよね。
なのでHDとパイプでも不自然だと思わないのかなぁ~って。
HDってとっても可能性のある楽器なので美しい、キレイだけの世界に居るのがもったいない気がしますね。
次は珍しくTEDから。
タップダンサーとの共演です。半分位からですけど。
で、ここで絶対皆さんに来てほしいHD奏者の方がMax ZTさん。
先ほどのTEDでも出ていましたが先ずは軽い処でタブラ・バーヤと。
少し練習するとわかりますがHDって結構、早く弾けるようになるんですね。
他の楽器ではそこまで早く演奏できないだろう?って位に。
特に決められたコードボックスの動きだと。
(コードボックスとは勝手に命名していますがHDの弦を矩形の範囲でとらえるとその範囲を適当に弾いてるとサマになるようなポイントです)
でもこちらの方の演奏はそういう部分から飛び出しての演奏なのでメチャカッコいいです。
もう別次元ですね。
サントゥールもされていたんじゃないかと思うんですよね。
同じ方ですが。
タブラとお話してるのが伝わってきますね。
さらにこの方のバスキング風景。
若干の手癖はありますがそれでもその手癖ポケットの大きさが半端ないですね。
サンツールとチェンバロンの影響も見えたりして面白いです。
使用しているハンマー見てるとその辺り更にわかりますね。
でも音的にはヤンチン的な旋律が入ってたりして不思議(^◇^)
そしてこの方が参加しているユニット、House of Waters の動画も。
日本人のベーシストも入っていますよ。 メチャ嬉しいです!!
先ずはバスキング。
メチャカッコいいでしょ?
もうパーカッションとタップのリズム。それを補完するHDの音の洪水。
それらをバックからガッチリ包み込むベースのウォーム音。
最高だと思うんですが。
私だけかなぁ~(^-^;
次はTim Snider(バイオリン)さんが参加したライブの模様。
私、正直言って環境音楽的なの嫌いなんです。
特にその音に心頭している様なノリで演奏されると気持ち悪くなっちゃう。
(もうめちゃくちゃ書いてるけど)
でもこちらのユニットは大好き。
完全にフュージョン的でプログレチックな部分もあるし。
House of Watersの自己紹介動画もありますよ。
各人の音楽に関する色々なインタビューがきけて楽しめます。
アルバムも出ています。
メチャ良いですよ!! ホントに。
という感じで全てにおいてそうですが可能性を広げていくのは自分自身の感性次第だと思うんですよね。
その反対にその場所で居続けるってのも個人の自由だし。
ただ私は色々視点を変えてみるともっと色々な部分が見えてきて楽しくなるって事が多いのでそれを少しお伝えしたかっただけです(^◇^)
でわでわ(^^♪
PS.
仲の良い音楽仲間に
「小池さんの記事はキツイよね。特定の人からすると読んでて気分悪くなると思うよ。」
なんて言われます。
確かにそうかもしれませんね。わかってますよ(^-^;
言い方もストレートだし。
でもみんなが好きなスィーツでも嫌いな人は居るわけだし。
万人受けするつもりもないんです。
特定の誰かを傷つけたり中傷したりしていない分には良いかなぁ~なんて個人的に解釈して書いています。
ごめんなさい。
それと当たり前の見方も嫌いなので。
綺麗なものを綺麗だけと言う表から見える部分だけじゃなくその綺麗なものが出来るまでにどれだけしんどい思いをしたのか?なんていう事がとても気になります。
綺麗と感じる物でもその裏側を見てみたりそこに至るまでの大変さを色々書けたらなぁ~なんて。
だから美しいだけでHDを聴くよりもっと深い部分を持った楽器ってのをわかってもらいたいなぁ~なんて。
再度、でわでわ(^^♪