暫くまともに記事書いて無いなぁ~なんて思ってましたので気になる事などをボチボチと。
何についての記事?
どういう事を言っているのかというと。
ある音楽家なり演奏家が演奏する音楽を聴けばその人の人間性がわかるんだ。
っていう話。
真実の愛はあるか?って感じの話にも通じるような(;^ω^)
ちなみに自分の中では答えは出ているんですが。
半分は当たって半分は外れている
これはあくまでも自分の経験からのお話でこちらの意見を押し付けるつもりは全くありません。
それに上から目線での話でもないです。
単に自分が思う事だけを書いてみます。
よくある話し
音楽聴いてると自分が好きなアーティストの音楽や曲を聴くと聞こえてきた音からその人の性格や背景なども想像しちゃう事って多くないですか?
こんな美しい音を出す人なんだから心も美しい筈
とか
こんなアグレッシブな音を出す人だからきっと激しい性格の筈
みたいな。
そして音楽やってる人の中にも
音を聴けばその人の人生がわかる (#^ω^)ピキ!
とかって人も居られたりして。
正直、自分はこの感覚に凄く違和感持つようになりました。
音楽やってると更に。
正直、自分には音を聴いただけでその人の持つもの全てがわかる。と言う感覚はわからないですね。
昔はそうだったのかもしれないけど。
確かに今でも思わず音からその人を想像してしまう事もありますが。でも其をそのまま信じられないと言いますか。
自分はどうしてる?
ちなみに自分の場合、任意のアーティストなり人に興味を持ったら少しでも理解する手助けになる?かもしれないので先ずはその人の事を色々と調べます。
どこで生まれたのか?
どんなアルバム作ったのか?
どんなメンバーで活動したのか?
結婚したのか子供はいるのか?
どんな人生を送ったのか?
どんな面白い事件を起こしたのか?
まだ生きてるのか?
等々。
そして実際に活動していた色んな時期の音を聴いたりして感じてみます。
昔は大変だったんですよ。
レンタル屋さんで10枚とか20枚借りて聴いて感想まとめたりして。
今は動画サイト等で年代ごとに観たり聴いたりできますけど。
そうすることで初めてその人の音楽と人となりがほんの数ミリ位近づく気がするから。
気持ち悪い奴かな?って自分で思いますけど。
一人っ子はこういう調べ物をするのが大好きなんです。(自分の場合ですけど)
でもこれはあくまでもその人の音楽とその人を結び付けている部分は何か?を知りたい時にこちらが出来る最小限の物理的な手法。
だって本当に知りたいならその人に直接訊くしかないし。
もし訊けても答えもわからない人も多いと思いますね。
無意識表現者は意外と多いと思うから(笑)
音楽聴くときの基本姿勢
そして自分の場合、大前提として
音を聴いただけでその人となりは判断しない努力をしています。
昔の話は置いておいて今は、ですが(^-^;
ある人の音楽とそれを表現している人とは分ける努力をしながら聴く感じ。
だってその人の人生が音楽に与えた影響は大きいかもしれないけど音を理解する上での重要な事って他にもあるから。
検証
ある方からの言葉
私がこういう
「音楽を聴けばその人となりがわかるのか?」
なんて事感じの事を呟いた時に自分がめちゃめちゃ尊敬する方から
「相手がクリエイターであれば話は通じやすいけどそうでない場合は問題」
と
「表現手段と表現内容を混同される事。前者は純粋に技術的な物で後者は描こうとする対象の世界の話」
なるリプライを頂き自分の中でもとても整理出来た良いお話だと思いました。
少し私なりに解釈・解説します。
技術的な事等。。。
順番は逆になりますが、
「表現手段と表現内容を混同される事。前者は純粋に技術的な物で後者は描こうとする対象の世界の話」
について。
人々が感動する演奏や音って多分に幾つかの要素が組み合わせられています。
例えば楽器の演奏だったら、
楽器の演奏技術
メロディーライン
楽器の持つ音色
等。
よく見てみてくださいね。
これの中で演奏者の人生観などが注入若しくは入り込んでしまいそうな要素は
楽器の演奏技術
だけですね。
(※作曲されるならメロディーラインやアレンジ等も含まれますが後述しています。)
例えば純粋に優しい性格で強く楽器を弾けない人なら優しい音(弱い)になるかもしれません。それを優しいと感じるなら。
筋肉ムキムキ、マグナス・サミュエルソンさんの握力200Kg近いみたいな人なら思わずピアノの線を切っちゃう位にハードに鍵盤叩いちゃうかもしれません。
でもね、熟練した演奏者は握力200Kgでも時には少女位の握力での表現やザィール共和国のゴリラ並みの握力での演奏も出来ちゃうんですよ。
※ゴリラの握力はだいたい500Kgなんて言われてますから凄いですね(;^ω^)
要は
演奏技術が優れていると表現出来る幅が性別、年齢、その人の価値観、考え、全てを軽々と超え違った世界を聴く物に届ける事が出来る
と思っています。
で、此処まではあくまでも純粋に技術的な物の話。
例えるなら人格も何も関係ない人になりきって芝居をやってる名優が如くに音の世界を演じ切っちゃう。
確かに演じている時には演じる対象物になってるかもしれないけどそれはその人の本質とはちがいます。
演奏者の場合、頭で曲を解釈し此処はこういう技法でここはこれ位の強さで。なんて感じで。
この純粋に技術的な物だけでも大方の人は騙されちゃうんじゃないかと思うわけです。
更に描こうとする対象の世界を明確に持ってる演奏者の場合だと多分にその人が人生で感じた部分やその人の性格も加味された演奏になる事が多いですよね。
もうこうなったらホントにわけわからないしわかる必要も無いと思ってて。
純粋に音に入り込むだけで幸せと言うか。
自分自身はこのこの加味された演奏技術だけではない部分が肝かと思っています。
最初に書いた、
半分は当たって半分は外れている
って意見の当たっている部分。
ここで先ほどの好きなアーティストの事を色々調べた情報等を突き合わせると少しだけだけど見えてきたりするんですね。
まとめると自分の中では表現手段と表現内容は明確に分けて考えていますがお互いを補完する身体と心みたいに思っています。
ともに大事。
でもこの表現手段と表現内容を上手くバランスよく持ってる人も居れば表現手段だけでそれがあたかも表現内容すらも表している様なプレイヤーは一杯居ると思うんですよね。
で、大方の人はその純粋に技術的な物だけで表現された世界観をその人が内から出す表現内容も包含しているって思ってしまってるんじゃないかと。技術的に出した音だけなのに。
実際、本当にどこまでが技術的な物で構築された世界なのか個々のアーティストによってわからなくなってきますが。。。。
だからこそ純粋に音楽は音楽として聴いてアーティストとの結び付きは祖にする様に努力しています。
正直、音を聴いただけで色々な事を想像してしまいがちなアーティストは居ますしね。
作り手か聴き手か(作り手の意識)
ちなみに何故こういう風に考える様になったかと言いますと先ほどの先輩のお言葉を借りると、
「相手がクリエイターであれば話は通じやすいけどそうでない場合は問題」
なる話に帰着します。
メロディーライン に関しても。
卓越した作曲家なら恐らく新しく作る曲のメロディーは頭にイメージすると同時にどうやったら聴いてる人が気持ちよくなるかなぁ~なんて考えちゃうと思うんですよね。
沢山の引き出しの中から部品を取り出して組み合わせるみたいに。
そこでは感情的な物よりもっと数学的、もっと汚い言葉で言えば打算的な考えで曲を作ってる事が多いと思います。
起承転結付けて此処でガツンと転調して聴く者の気をそらした後にいきなりサビを持ってきてウァ~って言わせたろ。なんて感じで。
これらは確かに表現手段としてそういう風に思うこともあるかとは思いますがだいたいは曲作りのパターンの話ですよね。
例を少し
例えばメロディについてはいわゆる人が聴いてて気持ちよくなるコード進行なんてのもありまして。
有名な処ではカノン進行なんてのが有りますね。
こんなの。 ※おなじみのフレーズは2:00辺りです。
誰でも知ってます。かな?
こちらはストリングスバージョン
でこの曲のコード進行ってこんな感じ。
C – G – Am – Em – F – C – F – G ※キーがCの場合。
でもこのコード進行、別名、アーティストにとっては悪魔のコード進行なんて言われてて上手くヒットするとそれ以降、このコード進行を超えるものが作れなくて一発屋で終わるという(笑)ジンクスがあるコード進行で。
優れた作曲家の方はこういうパターンだけでなくあらゆるパターンを引き出しに持ってますから大丈夫ですけど。
で、実際にヒットしている曲を当てはめた遊びもよくされていますね。
立場の違いでの感じ方の違い
此処に先程の、
「相手がクリエイターであれば話は通じやすいけどそうでない場合は問題」
に通じる部分があります。
演奏技術だけでなく曲を作る技術に長けている人からすればここの進行をこういう感じで進めれば聴く人はグッっと来るとかウルウルしちゃうってのを計算ずくでやれるという事。
そこにその人が
何を表現したいか
何を伝えたいか?
と言うよりは
どうやったら売れるか
どうやったら曲を発注してきたクライアントが満足するか
歌い手の良さを出せるか
なんて要素が多分に大きいと思うわけです。
此処まで来るともうアーティストの仕事ではなくて音を組み合わせる職人の仕事って感じなんですよね。技術を基礎にした。
なのでクリエイターだとこの辺のさじ加減がちょっとわかるのでこの手の話で理解し合える事が多いのではないかと思います。
自分で作ってますからねぇ~
では楽器の音色の違いでの感じ方はどうなのか?
そして楽器の持つ音色の話。
音色で言えばハンマーダルシマーとバグパイプなんてのは対極に位置していますよね。
例えば近くだと80㏈超える音圧のハイランドパイプですがその実、物凄い緻密な指使いを行わないとあの音楽は表現できません。
対してハンマーダルシマー等はポーンと弦を叩けば天使が舞い降りてくる位に大抵の人は感じてしまいます。
なのでどんな楽器を演奏するかで聴き手の気持ちは変わってくるというのを自分の場合は身をもって経験しているので全くあてになりません。
楽器の音色と人となりに関しては。
少なくとも私の知ってるパイパーは皆ものすごぉーく神経細やかにいつもパイプリード(音を出す部品)の事を気にして毎日の温度や湿度を絶えずチェックする様な人ばかりです。
だからと言って性格が穏やかとはかぎりませんけど(笑)
でも穏やかな方も居られますしね。
出してる音は爆音でも。
ただ優しい音の楽器を選んでいる人は大きな音には馴れない方が多いのは確かですけど。
でも性格までわかりません(;^ω^)
ちょっと話の主題からは逸れた感が有りますのでこの辺で。
まとめ
ただ此処まで話してもまだ、
それでもわかる人はわかる。わからないあなたが感性の無い人なんだ。
なんて事もよく言われます。
確かに一般男子の様な細かい気遣いも出来なかったり自分の好きな事ばっかりして他に目がいかない等配慮の足りない人生送ってますけど・・・・
ただ、テクニックが有れば大方の人の気持ちは操作できると思うんですよね。
何度も言いますけど聴く方の感じ方すらも。
どうぞ、私の音に癒されてください。
この音同様、私は気持ちの優しいとても素敵な人なんですよ。
演技が出来ちゃうみたいな。
でもねぇ~ メチャメチャ感動的な作品を作ってファンが多いって人でも世間一般からすればあれ?って感じの性癖があったり。
逆にメチャメチャにアグレッシブな作品を出しているのにものすごい額の慈善事業をしている傍から見ると心優しき人も居ますよね。
なので、
作品は好みじゃないけどアーティストもとい、人としては好き
なんて人に出会えて嬉しくなったりしますし皆をある意味気持ちよくだましくれる変態アーティスト、クリエイターさんは、
人としてはアレだけど作品は最高やん!!
って事になるわけです。
と言うわけでまとめますと自分の場合、音楽を聴くときには純粋に
「音」を「楽」しむ。
事だけを大事にしています。
ちなみにこういうわけで自分の場合、音は好きでもその人が嫌いな事もありますしその逆に音はアレレ・・・って感じでも人としては良いなぁ~なんて人も居ます。
でも結局、感じ方は人それぞれ。
本当に心の内から出てきている音楽に出会って癒されたり感動出来れば良いですよね。
そうそう今回のお話を簡単に例えると、
初恋のあの憧れの子はウンコしない!!
って思っていたい。
と同じような感覚かもしれませんね。
それがその子の家の横に住んでる同級生に
「あいつまた朝から思いっきり出してたぞぉ~ ガハハハハハ~(^◇^)」
なんて話を音入りでその情景を聞かされてだんだん大人になっていくみたいな。
まぁ~長い記事書いてまとめは初恋の人のウンコの話しかい!!って感じですがすみませんね(;^ω^)
そうそう何度も言いますけど上から目線とか全くないですよ。
この記事のお題になってる事を人がどう感じるとか気にしていませんので。
それぞれの思いで良いですからね。
でわでわ(^^♪