ミュージシャンを勝手にイメージで分けてみた

色々な方々と一緒に演奏していると皆さんのバックボーンによって出てくる言動に結構偏りがあって面白いのでそれをあげてみます。

クラシック出身の方

  1. 一緒に演奏していると必ず曲名を訊いてくる。
  2. で、楽譜は?って訊く。
  3. パイプのピッチが悪いと嫌な顔をする。
  4. 裏拍子から入る曲でも何故か次の頭から入ってきたりする。
  5. 口で説明すると楽譜を書いてくれと言う。
  6. コードを意識できる様なメロディーラインになったらハモリたがる。
  7. 演奏回数を急に変えると怖い顔をされる。

伝統音楽出身

  1. その曲何?」って訊かれたら「あれやん。ほらLunasaが演ってたやつ」なんて答える。
  2. で、「ああ、あれかぁ~」なんて言いながら一緒に演奏し始める。
  3. 「それ、なんて曲ですか?」と訊かれて「わからないです。」と言う。
  4. すべての曲は「あれ」、「あん時の」、「前に誰々さんがやってた」等の言葉で済まそうとする。
  5. で、大抵「あれ、あれやん」で終わる。
  6. 結局、曲名覚える気が無いんちゃうか?と思う。
  7. 急にハモられると自分が間違ったの?なんてビックリして演奏止めてしまいそうになる。
  8. ハモられるより装飾音の同期率に心が躍る。
  9. やたら曲を繋げたがる。
  10. 初めて聴いた曲なのにすんなり演奏できた!!と思って喜んでいたら半年前の自分の十八番だったりする。

更に今度は担当楽器別にちょっと書いてみると。

フィドラー

  1. Aの曲を連続で演奏しちゃう。
  2. Gmの曲も連続で演奏しちゃう。
  3. 10曲弾いても息が上がっていない。
  4. いつも涼しい顔をしている(様に見える)
  5. 弾きながらフィンガーボードの先のヘッドを見つめている。
  6. 時々松脂を塗る。
  7. 楽器の弦の方に松脂をゴシゴシ塗ってる人もいる。
  8. Jigを弾くとその人のノリがわかる。
  9. Bmの曲を演奏すると結構、熱くなる。
  10. 楽器を出したり仕舞うのがホイッスル吹きの次に早い。
  11. いつも軽々と楽器を持ってセッションに現れる。

パイパー

  1. せっかくセッションに来てもリードの調子が悪いとギネスだけ飲んで帰りたくなる。
  2. それでもセッションに参加したらホイッスルばっかりになって内心、つまらなぁ~なんて思ってる。
  3. 真冬でも楽器を弾くと汗をかきそうになる。
  4. ギネスを飲んで演奏するとやたらとまわる。
  5. Aの曲ばかり演奏されると殺意を覚える。
  6. Dmの曲ばかり演奏されると殺意を覚える。
  7. C→g、C→aなんてジャンプが多い曲ばかり演奏されると殺意を覚える。
  8. リードの調整をしていると難しい顔になる。そのときプ~なんて音が鳴る。でも実な何も考えていない。

ギタリスト

  1. セッションに行くと先にギタリストが居た場合、「おわた」と思う。
  2. 知らない曲でも伴奏してみると意外と出来たりして「俺、イケてるやん!!」なんてニンマリしてたらBパートがやたら難しくてわかわからなくなって結局ドローン鳴らして終わってしまう事がよくある。
  3. なのでわからなかったらとりあえずドローン音を出してみる。でもキーが間違ってるときがある。
  4. 知ってる曲なのでリードを弾いてみたら音が小さすぎて自分でも聞こえなかったりして悲しくなる。
  5. ソロ回しタイムなのに回してもらえない。
  6. ポルカが続くと殺意を覚える。
  7. 時々はホイッスルも吹いてみたい。
  8. お気に入りでないカポを持ってきてしまったことを後悔する。
  9. 次のセッションでもそのカポを持ってきてしまったりする。
  10. ギター弾きは全て歌を歌うと思っている一般ピーポーに「歌は歌わないんですか?」って訊かれて答えに困ることがある。でも内心、「ミスチルの曲なら歌えるよ。」なんて思ってたりする。

以上、勝手なイメージですが書いてみました。


コメント

  1. ピキ次郎 より:

    分かる分かる!っていうネタの嵐ですね^_^; 面白いです。

    パイパーはよく殺意を覚えるんですね。
    でも、セッションでは一番音が大きくて得だなぁとも思います。
    周りの楽器の音をかき消してしまうから、逆に殺意を覚えられてる方かも^_^;
    パイパーがめったに来ないセッションなら重宝がられますが、
    名古屋のセッションでは毎回2人もパイパーが来るのでたぶん飽きられてます(^^ゞ

    あのカポですね(笑)
    なんで気に入ってないカポをギターケースに入れとくんですか!

  2. こいけさん より:

    > ピキ ちゃん
    各楽器担当者でブッチャケ対談なんてやったら絶対に面白いと思います(^_^.)
    パイパーは目立ちたがり屋の割りに案外小心者。でも楽器の音がでかいから目だってしまう。そんなアンバランスな状態なので自分自身をコントロールするのが難しいですね。
    確かにパイパーが多いと実は五月蝿がられているのかも?なんて思っちゃいますね(^_^.)

    はい。
    あのカポです。
    ほかしてやりたいのですが良いカポはいつもどこかに忘れてきてしまって残るのはあのゴムカポです。

  3. パイパー森 より:

    > パイパーは目立ちたがり屋の割りに案外小心者。でも楽器の音がでかいから目だってしまう。
    > パイパーは五月蝿がられている

    セッションに参加することが出来るイリアン・パイプとは意味合いが違いますが、ピーブロック吹きはもっと孤独です。だって、誰とも調和することなく妙な音程のパイプその場を占拠して、誰もが???の曲を延々と演奏して自己陶酔。

    …ならば、と今回こんな催しを開催することにしました。
    http://8818.teacup.com/maccrimmori/bbs/1326

    「会場、自分で確保したんだから文句無いだろう?」って、Lament for the Children を18世紀当時の演奏スタイルで22分間掛けて演奏する予定です。

    大阪からは bugpiper さんが来られます。

  4. のすけThe Learner of Whistles より:

    こんにちは。

    わはは、これはおもしろいですねぇ。

    ちなみに私、フィドラーのお方がAとかGmのReelのセットを延々と出された後は、殺意は感じませんが、にこっと笑ってGのJigセットを延々と出します(^_-)v。

    それから、ホイッスルは本当はさっと片付けられる楽器のようですが、都内の某セッションの場合、セッションが終わって、最後に片付けが終わるのはホイッスル吹きの私です。
    どーしてなんだろう・・・?
    (答:セッション終わった後のしゃべりが長過ぎるから。)

  5. こいけさん より:

    > パイパー森 さん
    そうですよねぇ~ GHPでセッションには(^_^.)
    早速、イベントを記事にさせていただきました。
    いいなぁ~って感じです。
    近くなら是非、観に行きたいですもん。

  6. こいけさん より:

    > のすけさん
    フィドラーに対抗するにはこちらも静かにGですかぁ~
    最近だとC管もっていってとりあえずDmはそれで。
    Aは仕方ないからなんちゃってG#でやり過ごしていました(^_^.)

    セッションは音楽するのも良いですがお喋りが楽しいですよね。
    普段の仕事だと絶対に話さないような仕事の方ともお話できたり世代や性別超えて普通に音楽友達として接することも出来るし。

    私もいつも片付けの遅いパイパーの癖に更にお喋りで遅くなります(笑)