ダイアトニック・オートハープって通常のチューニングではなくDやGのスケールでチューニングを行ったオートハープです。
普通のハープはクロマチックにチューニングされ押されるコードレバーに対応したコードのみが鳴る様に作られています。
これだとコード弾には良いのですがスケールを主体としたメロディー曲の場合、上手く弾くことが出来ません。
そこでこれらの曲も演奏出来るように曲に合ったチューニングを行ったものがダイアトニック・オートハープです。
普通のオートハープだとぼやけたメロディーの輪郭がはっきりとわかりますね。
次はおなじみのアイリシュチューンとオールドタイムチューンを。
通常のオートハープを改造してダイアトニックにする事もできますし専用のオートハープも販売されていますよ。
今日では改造にかかる手順もアップされてますね。
私も何故か自宅に3台のオートハープがあったんですが全てあげてしまいました。
ん~一台位、ダイアトニックに改造したらよかったなぁ~(^◇^)
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コメント
はじめまして。
オートハープの記事があってうれしいです。
内容について少々補足させてください。
クロマチックオートハープは弦の低音と高音の一部分以外は半音階になっています。
これは白鍵と黒鍵の両方がある普通のピアノと同じですので原理的にはメロディを上手く弾くことができないということはないです。
実際、(1台のオートハープで複数の異なったキーの)曲をメロディックに弾く人が大勢います。
逆にダイアトニックオートハープは黒鍵がないピアノのようなものなので(特にスケールにない音が出てくる曲を)うまく弾くことができない場合があります。
また1台で対応できるキーの数が少ないため、複数の異なるキーの曲を演奏するために1回のライブで何台かのオートハープを準備するケースが通常的にあります。
ダイアトニックオートハープは基本的には不協和音が出にくいようにつくられたものでクロマチックオートハープに比べて以下のような特徴があります。
・複弦のためコーラスエフェクターをかけたような綺麗な響きが得られる。
・複弦のため音量を得られる。
・コードバーを押下していない状態で弦をはじいても不快な音(不協和音)が出にくい。
特に3番目に関しては「オープンコード(オープンノート)」と呼ばれるダイアトニックオートハープで多用されるテクニックの基本的な考え方となっています。
クロマチックオートハープは決してメロディ弾きに不向きというわけではないことをお知りいただけたら幸いです。