自分はケルト系の音楽が好きで(ケルト系だけではないですが)時々聴いています。
それで思うのは演奏者のレベルもリスナーのレベルもここ数年でほんとに上がったなぁ~って思いです。
この伝統音楽って リスナー ≒ プレイヤーって事が多くてプレイヤー側の何か新しい試みは直ぐにリスナーに伝わりそれがまた演奏されさらなる新しい進化に繋がっているように思えます。
ただ個人的にはここ10年程のアイリッシュ系の音楽はあまり面白いと思えず主にスコティッシュや世界各地で演奏されているアイリッシュ、スコティッシュ、各々の国の音の方に魅力を感じていました。
例えばアイリッシュだといつまで同じペースで曲を連結して演奏するスタイルを続けてるんだろう?なんて思ってしまって。
これ演奏している方は楽しいかもしれませんが聴いてる方は本当に退屈で。
その辺りスコティッシュ系のバンドやユニットは数十年前から工夫が凝らされていて聴いてても飽きが来なかったんですよね。
例えばこういう曲構成
このあたりは前身となるALBAから受け継がれているような曲構成だけど40年以上前ですもんね。
同じ時期のアイリッシュ系だと1975にThe Bothy Bandが衝撃的なアルバム出してまして。
ある意味、これがスタンダードな曲構成スタイルを作った感がありますけど。
ほんと、当時はアホみたいにこのイントロのノリを真似してました。
でもこのあと殆どこのまま進化せずLUNASAが出てきてちょっと雰囲気変わった感があったくらいじゃないかと思うわけで。
これもコピーしまくってたましたねぇ。
LUNASAでやっとスコティッシュのガツンとくる香辛料ガッツリ効いた料理みたいな音楽を頂けた感があって凄く興奮したのを覚えてます。
(※ちなみにLUNASAも上手いこと他のグループから曲を持ってきてるのがよくわかったりしてその辺りの影響受けてる具合が面白いです。)
でもそれ以降出てくるグループってある意味、LUNASAのコピーバンド的なノリで今ひとつしっくりこなかったんですよねぇ~ ノリがおんなじで。
みんなもっとすごいスキル持ってるのに。
一部、個人的にカッコイイユニットは幾つかありましたけど。
ただ、自分的にFlook だったらショーロ系のフルートがバンバン入っているユニットやディメオラなんかのモロ、フュージョン(ちょっと死語)聴いてたほうが良くて。
ちょっと方向が違うんですよねぇ。
その間にもスコティッシュ系は伝統音楽の枠組み飛び出しちゃった様な演奏をするグループが沢山出ててきてて。どのアルバム聴いてもワクワクって感じでした。
というわけでこの辺りからオススメを幾つか。
先ずはTaliske。 有名だと思いますけど。
もうトランス系の構成でライティングもそれ系ですよね。
伝統音楽の形態を持っていますがそういう枠組みは関係ないですよね。
ただ、素敵な音楽 を演奏しているって感じを受けます。
他にも着実に進化を遂げてるRURA
スコットランド系だと曲の構成や楽器の使い方の流れはピカイチです。
バンド結成後、メンバーそれぞれが、年々めちゃめちゃ上手くなってるし、バンドとして音楽へのこだわりが洗練されてるように思います。
このあたりの曲になるとポップス?の方に分類されちゃってもいいくらいだと思います。
同じくRURAですけどプログレですもんね。
更にアイルランド、スコットランド以外
ブルターニュにはアランスティーベルが居りましてプログレッシブな音を出し続けている土壌はあったのですが進化が凄いですね。
完全にEDMなダンスミュージックですね。
音源はこちらから。
イタリア等でも。
めちゃめちゃカッコイイです。
音源はこちらから
次はスペイン
この記事イチオシのケルティック、ブレトン 色々な要素を詰め込んだ内容充実なグループです。
2022 Battle of The Folk Bands の優勝グループですね。
是非、新しいアルバム ALBA オススメします。
ここまで凄まじいテクニックを見せられるともう行くところまで行ってる感があります。
多分、既存のアイリッシュ聴く心構えで聴いてたらぶっ飛んじゃうんじゃないかと。
ただ、ここ最近、アイルランド系の音もかなり進化してきているように思いますが未だ決定的にカッコイイなぁ~って思うバンドにはここ最近であってません。
なんか悲しいんだけど。
このあたりかなぁ~個人的に良いと思うのは。
Green Lads
ただ、純粋に音を楽しむというよりショーを観てる感覚ですね。
このあたりは好き。
おなじみの曲ですが美しく可愛くアレンジされてて。構成にストーリーを感じるから。
という感じで勝手なことを書いてますが。
好みのバンドや音楽が見つかると良いですね。
でわでわ😊