楽器動画:モダンで伝統的な響きを持つ chromatic dulcimer(クロマチック ダルシマー)

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今日、ご紹介するのはchromatic dulcimer(クロマチック ダルシマー)です。

知ってる方ならなるほど。って納得するタイトルですがそうでない方が多いと思いますので少し説明。

此処で紹介しているダルシマーってハンマーダルシマーではなくアパラチアンダルシマーなんですよね。

そしてアパラチアンダルシマーってとても不思議なフレット間隔してて何とダイアトニックなんです。

ここまで読んでもさっぱりわからん(^_^.)って声が聞こえそうなので更に説明すると通常のフレットを持つ弦楽器って半音も出ますがダイアトニックな普通のアパラチアンダルシマーって一部の音を除いて半音は出ません。

つまりピアノの白鍵盤だけと思っていただければ良いかと思います。

実際に比べてみるとわかるので写真を貼っておきます。

上が通常のアパラチアンダルシマー。下がクロマチックのアパラチアンダルシマー

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弦を押さえる部分のフレットの間隔が違ってますよね。

ダイアトニックのアパラチアンダルシマーのフレット間隔は通常のメジャースケールの音の間隔である、

全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音

のならびになっています。

ただし最後の全音のところだけは半音が出るようになっています。

此処で半音が出るようになってるとスコットランドのバグパイプなどと同じ第七音が半音低い、ミクソリディアンモードの曲が演奏できるんですよね。

どんだけミクソリディアンモード好きやねん?って感じですが(^_^.)

でも人ってやっぱり自由に半音出して色々なコードを弾きたくなるのかそんなダイアトニックなアパラチアンダルシマーのフレット間隔を半音にしてしまったのがchromatic dulcimer(クロマチック ダルシマー)

おかげで色んなコード(と言ってもギター程ではないですが)を出せるようになり演奏できるジャンルも格段に広がってるんですよね。

実際にはこういう感じになってます。

そんなchromatic dulcimer(クロマチック ダルシマー)の動画を幾つか。

色んなスタイルで演奏してくれています。

次もちょっとしたデモですね。

こちらもシリーズモノの1つ。

エレクトリッククロマチックですがギター横にした感じかも(^_^.)

以前、ご紹介した 楽器動画: Appalachian Dulcimer(アパラチアン・ダルシマー)の演奏 や 楽器動画:Aaron O’rourke さんのAppalachian dulcimer なんかも良いと思いますよ。

こちらはクロマチック ダルシマー講座です。

ちなみに私が持ってるのは昔ながらのダイアトニックなアパラチアンダルシマーです (^_-)-☆

クロマチックも少しだけ欲しい気もしますが。