Tune (チューン) 紹介 : Sweeny’s Buttermilk

Sweeny's Buttermilk

お気に入りのチューンを紹介して行くコーナーです。

って勝手にやってるだけなんですけどね(*^_^*)

ちょっとした解説

このチューン、見てわかるとおりBm。

個人的にBmと言うキーはフィドルで演奏する場合にもっとも元気よく演奏できるマイナーキーなんではないかと思います。

変な言い方ですがGm、Fmなんて真底くらーい感じ、Bmは元気の良いマイナーな感じ。

そしてAmは律儀なマイナー、Emはみんなのマイナーみたいな。

全然メチャメチャな例えですが(^_^.)

で、何故、Bmのチューンが元気なマイナーなのかを考えると多分それは下の矢印部分で演奏するB音やF#音で出てくるロールであったりトリップレットがスピード感を出してくれたりするんだと思うんですよね。

リールするB

さらにこのチューンには通常、Aメジャーの時にしか出てこないG#なんて音が出てくるんですが、

G#

これが登りきったAパートの中間に現れることでAパートの後半をグイっと引っ張り上げてくれる役割をしていると思います。

フィドルでこのG#を中心としてレガートに惹かれるとクラっと来ちゃいますね。

ほんと見事な構成。

そしてそういうBmで構成されたAパートから繋がるBパート。

これが綺麗にコードを分解した音で構成された部分から始まるんですよね。

Bパート1

簡単に書くとBmとAコードだけなんですが(実際の伴奏ではこんなに単純に弾かないですよ(^_^.))

Jigではコードを分解した音を使ったチューンは多いんですがReelで此処までコードトーンだけって曲も珍しい気がします。

さらにBパートの前半と同じようなコード進行なんですが今度はコードを分解した音ではないコードスケールで作られたメロディーが続きます。

b-2

アイリッシュチューンって他の音楽やってる方からするホントにただのスケール練習にしかならないような単純なメロディーだけど一旦、それらを味わう方法がわかると短い曲の中にもストーリーやドラマを感じてしまうんですよね。

この曲って

参考音源

なかなか良いのが無くて・・・(^_^.)

メドレーの2曲目がそうです。

というわけで個人的に大好きなSweeny’s Buttermilkでした。


コメント

  1. ピキ次郎 より:

    D管でBのロールはやり易いですもんね。音の高さも調度良いし。
    G#がアクセントで出てくるの、カッコイイですよね。だからG#のキー付けました(^^ゞ
    この曲、ホイッスルでしか練習してなかったけどパイプでもやってみよかな。

  2. こいけさん より:

    > ピキ ちゃん
    D管でBやり易いですか?
    凄いです。
    僕は未だに体調が悪かったらあれ?って感じになるときあったりしてかなり気を使わないと出来ない音です。
    確かにG#をA音に絡んで管楽器で出すと良い感じですよね。
    でもBmって管楽器で難しいような気がします。
    って僕がスキル無いんですけどね(笑)

  3. ピキ次郎 より:

    やってみたら難しかったです(^^ゞ
    BからHighAに飛ぶのもイヤな感じですよね(笑)パイプにとっては。
    音端折って練習してます(-_-;)

  4. こいけさん より:

    > ピキちゃん
    でしょでしょ(^_^;)
    でもピキちゃんは凄く綺麗にムラ無く各音を演奏されてるから直ぐになれちゃいます。
    僕なんかはもう歳ですから(笑)
    日によってムラが出てきて(爆)