スェーデンのバグパイプは幾つかの形があるのですが一番有名なのはこういう形の物ですね。
独特の音階をチャンター穴をテーピングする事によって作り出し演奏します。
さらに特徴的なのはドローン管とチャンター管がまったく同じ作りになっていることです。(ドローンにはチャンター管のような運指穴が無いだけ)
そしてこのドローン管はチャンター管の小指だけを上げたのと同じ音程に調整します。
その為、音色が全く一緒なのでこの音程のドローンと一緒に演奏すると小指を上げただけの運指になるとあたかもチャンターの音が消えた様に聴こえます。
これによりエンドクローズタイプのバグパイプ(NSPやミュゼット)と同じ効果を出す事が出来るんですよね。
演奏中時々音が完全に途切れたように聴こえるときが有ると思います。
20秒あたりからずーっと続きます。
なんか最初聴いたときにはなんでスェーデンの音楽がこんな感じなの?なんて思いましたが慣れるとそうなんだぁ~なんて納得出来る様になりました。
こちらはNSP奏者で私の大好きな Dick Hensoldさんの演奏。
指の動きがSwedish bagpipesというより完全にNSPのそれになってるのが面白いですが。
で、こういう面白い特徴をもったスェーデンのバグパイプですが近年はフイゴ式の物も登場し色々と適用範囲が広がってますね。
最後に2008年、2009年、2011年のスェーデンのバグパイプミーティングの動画が上がっていたので紹介。
でわでわ。
コメント
Dick Hensoldさんセックピーパも演奏するんですね!
セックピーパは曲調も装飾の入れ方も哀愁があって好きだなぁ。
>ピキちゃん
Dickさんは超マルチプレイヤーですよ。
ハイランドパイプ、リコーダーももメチャ上手いです。