カンテレ(Kantele)
概要
ひし形の箱に弦を張りそれを左右の指で爪弾いたり要らない音をミュート(指を置いて音を消す事)しながらすストローク(掻き鳴らす事)して音を出します。
カンテレには色んな種類があってクラシック等の音楽も演奏するのであればグランドカンテレと呼ばれる多くの弦を持ち消音ダンパー(抑えると音が消える装置)や変調キーレバー(レバーを倒したり戻したりすると音程が変わる)を持つ楽器が必要ですがフォーク系の音楽ではもっと弦の数が少ないカンテレが使用されていますよ。
グランドカンテレだとこんな感じで大型。
左手の下の面が押せるようになってて此処を押すと音が止まるんですよ。
更にその上に何やら機械チックな部分があると思うんですがこのレバーを倒したり立てたりするとそれぞれの弦の音の高さが変わります。
凄く大がかりな楽器になりますね。
対してフォーク系に使用されているカンテレはとてもシンプル。
こちらのカンテレなんて弦の数は4本ですが聴いてみてくださいね。
素敵ですよねぇ。それに比較的演奏しやすいですよ。
不思議と暑い夏に聴けば気持ちは北欧なんですが冬に聴くと何故か気持ちが暖かくなったりして。ホントに不思議な音色です。
このカンテレですが最近は日本でも認知度があがってきましたね。
ちなみにこのカンテレ族の楽器は北欧から東ヨーロッパ、更に中近東にまで広がっています。
此処では複雑で大型の物ではなく20弦以下の小型の物をご紹介しますね。
難易度 ★★☆☆☆ ~★★★★★
自分に合ったレベルでの演奏でも十分素敵な音を奏でてくれる楽器です。
演奏している自分が想像できますよね。
ただ他の楽器でもそうですが複雑なテクニックを使用して演奏する様になってくるとなかなかに大変な部分もありますがカンテレ好きになったらそういう部分は軽く越えられる様になってうかと思います♫
このあたり楽器の構造の単純さと出てくる音のふくよかさは全く関係ないんですよね。
酷使する身体の部位
特にありません(^^♪
価格
20弦以下の物なら大抵、7万円までですね。
ちなみにカンテレ族専門の製作者も沢山居られますよ。
沢山のメーカーが出てきますね。
ebayでも販売されていますね。
カンテレ族ですがラトビアのKokleも
始め方
ここ最近はカンテレを教えてくれる処も徐々に増えてきました。
簡単な指引きだけなら独学でもOKかと思いますが複雑な指使いのパターン等もマスターしたいのであればやはり習われた方が良いかと思います。
参考動画等
先ずは弾き語り
[mryl]0CRkkpL9iOE[/mryl]
おなじみ曲ですが。
[mryl]7LNlxPxB1Hw[/mryl]
15弦カンテレの演奏です。
良いですねぇ~
フィンランドの情景が浮かびます。
カンテレ族に関しては過去に色々記事を書いていますのでよろしければ。
ヨーロッパの撥弦(はつげん)楽器類の音色には心癒されます(ロシア編)
ヨーロッパの撥弦(はつげん)楽器類の音色には心癒されます(ラトビア編)
ヨーロッパの撥弦(はつげん)楽器類の音色には心癒されます(フィンランド編)
ヨーロッパの撥弦(はつげん)楽器類の音色には心癒されます(中近東編)
楽器動画: Gusli Russian Psaltery (ロシアのソルタリー系楽器)の演奏