場所は大阪心斎橋にある島之内教会。
去年もこちらでは素敵なライブがあって良い年末を迎えられましたが今年もケルトの笛さんのお陰で素晴らしい演奏を目の前で観ることができました。
そのお二人とはブルーターニュからやって来られた、
若き日のミッキー・ローク似のシルヴァン・バルー氏(アイリッシュフルート、etc.)とロナン・ペレン氏(10弦シターン)
彼らに関する詳細なプロフィールはこちらに記載されているので参照頂ければ(^_-)
というわけで凝縮版ライブレポート(^_-)-☆
先ずは個人的に物凄くいいなぁ~って思った事。
それは シルヴァン・バルー氏の演奏を聴いていると アイリッシュ・フルート の可能性はここまで広がるんだぁ~って気付かせてもらった事。
結局、楽器が持っているキャパシティーや境界は自分や演奏者が決めているのではないか?って事で。
多分、彼の音楽性が色々な他の民族楽器を実際に触る事、更に色々な楽器の特性を知ることによってその辺りの微調整が上手いんだろうなぁ~って思いました。
という大まかな感想ですが(*^^*)
そして実際の演奏。
これはね、やっぱり絶対に観る方が良いと思いますよ♬♪
更に言えばアイリッシュ好きの人だけじゃなくて笛好きな人は。
もちろん、いわゆる民族音楽好きの方々。
正直、私はアイリッシュも好きですがその周辺や中近東の笛類大好きなのですがとても満足できました。
演奏ではアイリッシュ、ブルターニュ、アラブ系、アルメニア、そしてアンコールではショーロチューンまで。
楽器もアイリッシュプルート(多分、C、D、Eb)辺り。
バンスリ、ドゥドゥック、アイリッシュパイプと持ち替え。
それぞれをそれぞれにあった地域や地域をクロスオーバーさせた音世界で聴くことが出来ました。
この辺りなかなかに一人で出来る方は居られない感じですね。
特に中近東系まで手を伸ばしている方は。
そしてこれはしっかりお伝えしたいのは10弦シターンを演奏されている ロナン・ペレン氏
シルヴァン・バルー氏 が色々な音楽を演奏する場合、それを理解してちゃんと伴奏なり一緒に音を作る人が必要なのですがその役目を物凄く的確に器用にかっこよく演奏されていたのが ロナン・ペレン氏
アイリッシュでは小気味好い刻みですが10弦シターンの特性を活かし低音をギターでしか出せない音も付与されとても厚みが出てるんですよね。
更に中近東系の曲では本場ではネイ(ブルガリアのカバルみたいな基本筒状になっているだけの笛)はマカーム(メチャメチャ広義にアラブ系の音階)を演奏し合奏ではウード(フレットレスの琵琶の超先祖弦楽器)が使用されるのですがその辺りをメチャメチャ綺麗にトレースされた演奏でかなりグッと来てしまいました。
低音が出るのに高音はシャキシャキしているのでウードとサズ(フニャラケな弦を張ったロングネックのフレット移動可能弦楽器)を足したような音効果が素敵でした。
最高のデュオだと思います(^_-)
というわけでまだ間に合いますよ。
これからの演奏予定はこちらに 。
でわでわ(*^^*)
いい音楽を。
PS.
ライブを観た副作用 としてちょっと自分の演奏が悲しくなる事があるかもしれません(T_T) 俺だけかな(爆)