DEEP PURPLE &YNGWIE MALMSTEEN 来日公演

行ってきました^_^

DEEP PURPLE &YNGWIE MALMSTEEN 来日公演。

DEEP PURPLE / YNGWIE MALMSTEEN

DEEP PURPLE / YNGWIE MALMSTEEN


場所は大阪厚生年金会館大ホール

今回は大人気老舗バンド、DEEP PURPLE とギター小僧の神様、YNGWIE MALMSTEEN のジョイントコンサートと言うことでかなりお得感、満載のライブでした。

構成は、
第一部、YNGWIE MALMSTEEN バンド

  • Yngwie Malmsteen − Guitar
  • Tim “Ripper” Owens − Vocals
  • Patrick Johansson − Drums
  • Bjorn Englen − Bass
  • Nick Marinovich − Keyboards 

第二部、DEEP PURPLE

  • Ian Gillan − Vocals
  • Roger Glover − Bass
  • Ian Paice − Drums
  • Steve Morse − Guitar
  • Don Airey − Keyboards

ライブは夜7時から始まり8時過ぎ迄がYNGWIE バンド、休憩挟んで舞台配置が変わり8時半から10時半迄がDEEP PURPLE
どうですか?メッチャ豪華でしょ?
で、いよいよライブ内容報告。
夜7時、先ずはYNGWIE のギターから始まりです。
それもいきなりの早弾き。
それにあわせてギター小僧総立ち。
さらにつられてDEEP PURPLE ファンのオヤジ&若者部隊も総立ち。
この辺お約束ですね(^_^;)
そうそう、お客さんの構成だけどYNGWIE のフリークのギター小僧。そして若干だけどギター小僧に連れてこられた彼女と思われる女子。
きっとEXILEならもっとノレたんだろうなぁ~って雰囲気が出てましたが・・・・
で、残りは世代を超えたDEEP PURPLE ファン?って感じ。
個人的にはYNGWIE って教則ビデオの中の人って感じなんですよね。
オーケストラとの競演やスウィープピッキングの教則DVDでおなじみの。
たしかにYNGWIE の演奏はやっぱりDVD通り凄かったです。 なんていうか演奏も彼のハンプティー・ダンプティーぶりも。
でも個人的には彼のプレイはどうなんでしょうねぇ~
バンドとして来ていましたがやっぱりメインは彼のギターだし曲自体もギターが歌いやすいノリの曲が多いというか。ギターと歌の割合が6対4って感じだから。
ボーカルはジューダスプリーストっぽい雰囲気と動きで好感持てたのですが。。。。。
そんなノリが延々続き、ところどころにちりばめられるお約束のスウィープ連続で気が付いたら終盤に。
途中、何度もギターを交換しながら演奏していたYNGWIE が一本のギターをステージ上で投げ始め、何度かバウンドさせた後、ステージ中央のモニターにガンガン打付けギターのボディーを真っ二つに。
これで割れた二つのボディー、ネックに分割されたギターをファンに投げあげYNGWIE のステージ終了となりました。
さすが太っ腹YNGWIE

ここで休憩のアナウンス。
8時半になりいよいよDEEP PURPLE のステージが始まりました。
何気に待ってるとどこかで聴いた事のあるあのイントロ。
これは・・・・・・・そうです。
いきなりHighwayStarっすよ!!
もう完全、つかみはOK。
下手なお笑いなんて太刀打ち出来ないつかみです。
もう観客総立ち。
義務感で立ってるんじゃなく、お金払って観に来てるからもったいないから立つんじゃなく。
イントロでスピード感が出たところで Ian Gillan 登場!!
ショートカットになりえらくスリムになった Ian Gillan
白のラフなシャツに素足でジーンズ。
いつからヒロミゴウになってしまったんだって感じでしたが。
とにかくさわやかおじ様になった Ian Gillan
最初はちょっと押さえ気味だったのでしょう。
後のパワーを考えたらそうとしか思われない低いテンションで歌い始めたんですよね。
すこし話はそれますがお年をめしたミュージシャンを見るときってフィルターかかっちゃいます。正直言うと。
「ホンマに大丈夫かなぁ~?」
「最後まで頭の線切れずにこなせるかんぁ~?」
なんて。
でも大丈夫。
DEEP PURPLEはやっぱりDEEP PURPLE
伊達に第一線で何十年も活動していませんね。ホントに。
それと今回のステージで個人的に心配していたのは Steve Morse がどれくらいの働きをしてくれるんだろうってことでした。
でも心配はご無用。
Steve Morse は素晴らしかったです。
彼はDEEP PURPLEの殻を破ってしまうのではなく限界を大きく広げてくれたんですよね。
そしてある意味、他のメンバーへは強力なカンフル剤、ユンケル、例えるならバイアグラ注入みたいな。そんな存在だったのではないかと思います。
ステージではそんなSteve MorseIan GillanDon Airey の掛け合いやIan Paice の強力なソロ、そしてRoger Glover のソロからおなじみSmak on the Watar につながる構成等これでもかとお客さんを飽きさせないステージには感心しました。
そしてその勢いのままステージは終わり、アンコール。それは約30分。
ハッシュとブラックナイトで締めくくり。
もう観客も燃え尽きました。って感じのステージ。
よかったわぁ~生きてて。


コメント

  1. パイパー森 より:

    そうです、時折「生きててよかった」ことを実感するのは大切なことです。松平さんが逝ってしまった歳を過ぎ、マイケルが逝ってしまった歳をなんとか半年無事通過中の私です…。

    私も2月に4年ぶりにジェフ・ベックのライブを観に、みなとみらいの国立大ホールに行ってきました。
    以下は、ミクシイの日記から転載。

    ジェフ・ベックは私のちょうど10才年上。1999年に54才のジェフの勇姿をテレビで観て以来、数年おきにそのお姿を拝んでは「あ〜、自分もあと10年は頑張らなくっちゃ」と、自分自身に言い聞かせるのです。
    (4年前の様子は↓に)

    このところ割と頻繁に来日しているジェフ・ベックのライブに今回久しぶりに出向いたもう一つの理由は、最近のベックのバンドでベースを弾いているタル・ウィッケンフィルドという、若干23才の女の子の演奏を観たかったことです。この子は昨年夏のクロスロード・ギター・フェスティバルにおけるジェフ・ベックのバンドでの演奏で一躍有名になったとのこと。確かに、YouTube でその演奏を観るとスゴイ。ベースを初めてたったの4年ということなのですが…。ジェフを始めとした40才以上年長のバンドメンバーたちが彼女の演奏を嬉しそうに眺めている姿も微笑ましいんです。

    確かに今回のバンド、2005年のバンドよりもずっとタイトで良かった。元気もらえました。
    ジェフのような 64才をイメージしてこれからの10年間をなんとか活き活きと過ごそうと思いました。

    それにしても、当時の若者たるポールがイメージした 64才と、ポール自身も含めて彼らロック世代が実際に 64才になった姿とは大いに違いますね。

  2. toyo より:

    はい。
    時々自分の知ってる人やミュージシャンが亡くなった年齢に達する度、不思議な感覚になりますね。
    もし、彼や彼女が未だ生きてたら、どんな事をしてくれたのかなぁ?とかどんなアルバム作ってくれて楽しませてくれたんだろう。とか。
    でも音楽やってるとお互いの歳とか気にしなくなってしまう事って無いですか?

    話し変わってジェフ・ベックにいかれたんですね。
    正直、行きたかったです。
    ライブの様子は色んなところで耳にしてて公開しきりなのですが。。。

    やっぱり年齢って音楽を表現するにはとても大きな要因になると思うのです。
    特に体力的な面では。
    ただ、それをカバーできるだけの経験もあるわけでその辺を如何に上手くコントロールするかかなぁ~って最近思うようになりました。
    特にパイプって嫌でも体力無いと演奏できないし。
    でも一番大事なのは音楽(何に対してもそうですが)に対する情熱があるか無いかだと思います。

    一線で活躍されてるミュージシャンには年齢と共に枯れてはくるけど絶対に朽ちないパワーを感じます。

    そうそう、タルって凄いですよねぇ~
    自分もベース弾いてたので数年前から注目してたんですがますます上手くなってますね。
    メチャメチャにジャズ臭い?(良い意味で書いてます)ってライン取りじゃないし可愛いし人気あるのもうなずけます。
    そりゃ一緒に演奏してるミュージシャンの顔が微笑んじゃうのもうなずけますね。

  3. パイパー森 より:

    > 特にパイプって嫌でも体力無いと演奏できないし。

    いや〜、それが実は、もろ体力勝負なハイランド・パイプの世界でも結構な高齢パイパーが見受けられます。つい、最近も私の掲示板で後期高齢者パイパーについて話題にしたところです。
    http://8818.teacup.com/maccrimmori/bbs/997

    > でも一番大事なのは音楽(何に対してもそうですが)に対する情熱があるか無いかだと思います。

    そう、そう、それさえ有れば年齢なんて関係ないっス。

  4. toyo より:

    結局なんでもそうですが体力の衰えと共に精神力が衰えてしまって演奏することに対して諦めが入った時がパイパー生命終了なのかなぁ~って思います。

    自分自身、10数年前までは35歳定年説ってのがあったソフトウエア関連の技術職なのですが今の年齢になっても一応、続けられてるのはある意味、家族への義務感?みたいなモノでやめるわけにはいかないという状況で頑張っています。

    この記事(http://8818.teacup.com/maccrimmori/bbs/997)を読ませていただいてあらためて自分が好きでやり続ける事の大事さがあらためて思いました。

    頑張ろう!!っと(^_-)-☆