Relativityは偶然見たんですよ。
っていきなりこの記事見てもよくわかんないですよね。
大先輩のパイパー森さんから Relativityみたよね?ってコメントの返事をこちらに書いちゃってます。
それは22年前だったですねぇ~ 寒い小雨の中、ウオルトンだったか楽器屋さんに行こうと10月のダブリンをウロウロしてたら、Relativity 5£ なんてフライヤーが張ってあって。
「あ!! Mícheál Ó Domhnaill の居てるバンドやん」
なんて思って公演日見たら今日(*_*)
慌てて劇場に行ってチケット有るか訊いてみました。
「未だチケットあるよん。前の方で1人空いてるから入れたげるわぁ~」
って感じでキャメロンディアス風のお姉ちゃんが親切に言ってくれて。もうコンサートも良いけどこのお姉ちゃん可愛いやん!!なんて心で思いながら劇場内のカウンターでギネスを飲んで会場を待ったんですね。
で観たんですよ。
ちょうどGathering Paceのツアーの初日かなんかでダブリンが開始だったような。
もう、メチャメチャ感動しました。
だってアイリッシュ系のギター弾きで一番好きな Mícheál がこれまた大好きな Tríonaと目の前に居るんですよ。
かれらの体温が伝わってきそうな感じです。
演奏は最高でした。
Phil Cunningham がコルグのシンセでメチャメチャカッコ良いベースランを弾きその音の上にTríonaのクラビが織物の様に隙間を埋める。
そこにJohnny Cunninghamのフィドルが登場してメロディー部隊が完成。
そのまま熱くなったところで Mícheál のギターがジャ~んと登場!!
これってBothyやん(^_^;)
って思っちゃいましたが(笑)
でもその頃には観客の中には踊リ始めてる人も。
そんなビックリパターンでステージは進行していきます。
特に凄かったのはレコードでは演奏しないJohnny Cunningham のストラスペイとPhil Cunninghamのバルカンチューン。
超スローから始まったストラスペイは15分位かけて速度を上げ最後には怒涛のスコティッシュメドレーに突入。
マーチ、ジグ、に始まり最後はリールで締めくくり。
息するのも忘れちゃうくらいの演奏でした。
そして凄いのはそのストラスペイと全く音を外さずにユニゾってたPhil Cunningham。
人じゃないですね。
そしてJohnny Cunninghamの演奏がおわるとPhil Cunninghamのターン。
最初はなに弾いてるのかなぁ~って思ってたら・・・・
ピブロック ピブロック ピブロック!!
「え~~?」って感じで。
細かい装飾音を鍵盤アコーディオンで再現しているんですよ。
そして何故かその先はバルカンチューン。←この辺りの感覚は良くわからない(~_~;)
正直、変拍子に弱い小池はカウント取れなかったんですが(^_^;)それはお客さんも同じだったみたいです。
カウントとれない皆さんは操り人形みたいになってました。
そんなかくし芸タイムが終わったところにMícheálのギター登場!!
ジャジャジャーン、ジャジャジャーン、ジャジャジャーン、ジャ~ンジャッジャ
って始まったんです。
わかりますよね!?!
Relativityをちゃんと聴いてた人は。
そのイントロ聴いてお客さんみんなスタンディングオベーション。
そうです。
Gile Mear
会場、大・大・大合唱です。
もう、隣のオッちゃんなんか目がウルウルきちゃってたりして。
まぁ~んな感じで7時半から始まって終わったのが11時前。
これが本物だぁ~って妙に納得してB&Bに帰ったのでした。
なんていうちょっとした思い出話ですが長くなってしまいました(^_^;)
そうそう、僕も携帯はソフトバンク。
「メリーに首ったけ」のメリーみたいな子が居たらきっと夢中になってしまいますね(笑)
※Gale MearはRelativityに収録されています。
コメント
そうですか〜、やっぱり Gile Mear 生で聴いたんですね。Gathering Pace のツアーなら当然ですな〜。
なんとも得難い経験をされたことでしょう。一生の思い出ですね。
> これってBothyやん(^_^;)
そう、私も最初に Relativity の 1st 聴いた瞬間に「そうか、Bothy のあのノリは つまりは、Mícheál と Triona 兄妹がキーだったんだ〜。」って気が付かされました。
> 細かい装飾音を鍵盤アコーディオンで再現しているんですよ。
【関心のある方に】こいけさんがここで言われているような雰囲気のサワリは、Andy M.Stwart, Manus Lunny, Phil Cunningham による“Fire in the Glen”というアルバム1曲目の冒頭 Treorachadh という曲で聴く事ができます。
@パイパー森
はい。
タイミング良かったですねぇ。
凄くラッキーでした。
Bothyのパターンって結局、今活躍しているバンドの1パターンとして定着してるし。
そしてその要はMícheál と Triona 兄妹ってのはホントそうですよね。
本来Trad.から派生はしてるけどそのものではないユニットのNightNoiseでもこんな事やってるし。
Fionnghuala
身体に染み付いてるんでしょうね。
『Fire in the Glen』さすがですねぇ~
やっぱり聴かれてたんですね。
@こいけさん
> 『Fire in the Glen』さすがですねぇ~。やっぱり聴かれてたんですね。
はい、一時は、Phil Cunningham のソロ関係は全てコレクションしていましたから…。
ジョン&フィルのビデオや、アリイ&フィルのDVD、自分じゃ演奏できないのに、自費製作の楽譜集なんていうレアものなんかも…。
@パイパー森
かなり来てますねぇ~
B型ですねぇ~(^.^)って。
僕もSilly Wizardとかメチャ好きですよ。
でも自費製作の楽譜集って知りませんでした。
@こいけさん
> でも自費製作の楽譜集って知りませんでした
思い起こせば 1995年11月号の“Piping Times”(College of Piping の機関誌)に掲載されたこの楽譜集のリリースの告知を見て、早速リリース元に問い合わせの手紙を書き、指示に従って IMO(International Maney Order)で送金して入手しました。プレ・インターネット時代なので、思い立ってから入手までに時間(4ヶ月)と手間が掛かったものです。
それにしても、“Piping Times”にハイランド・パイプ以外の楽譜集の告知が掲載されたのは私の知る限り空前絶後のことでした。彼の紡ぎ出す楽曲がパイパーたちの間でもそれ程にポピュラーな証拠です。
この楽譜、ハイランド・パイプ以外は一切演奏できない私にとってはネコの小判状態だったので、しばらくメロディオン米山さんに貸していました。殆ど永久貸与のつもりだったのに、ちゃんと戻ってきたので今も私の手元にあります。
“Piping Times”に掲載された告知、表紙、コンテンツページはこんな感じです。
タイトルとリリース時期から分かるとおり“Airs and Graces”から“Ruby”の頃までの楽曲の中からセレクトされているようです。
Vol.1 となっていますが、どうやらその後続編がリリースされたという話しは聞きませんね。その証拠に、現在、ネットで検索してもこれしか出てきません。何故か、ここで紹介されているものと、私の手元のものとのは表紙が違うというところが、いかにもプライベートエディションらしい…。
こいけさんならなんでも耳コピしちまうのでしょうから必要ないでしょうが、ご興味があればいつでもお貸しします。
ところで、私は“Airs and Graces”だけは未だに手元にありません。アマゾンでLPや以前のCD再発版がやたら高値で出てはいますが、いつか再び再発されることを期待しています。
もう一つ、ついでの話題として、フィルの義父の Finlay MacRae さんの記事を30年前の“Piping Times”シリーズの中で紹介していますので、お暇な時にでもどうかご覧あれ⇒ここ
@パイパー森
いやぁ~貴重な資料のご紹介ありがとうございます。
やっぱりPhil Cunninghamって上手いだけのミュージシャンではなくもの凄く歴史を理解し演奏を行い、さらに奥さんの家系も凄い人だったんですねぇ。
Finlay MacRae さんの記事良かったです。
とにかく引用元の森さんの>記事は為になります。
森さん凄いです。