バンジョー(Banjo)
概要
バンジョー(Banjo)には同じ楽器でありながら幾つかの種類があります。
形状で分けると5弦と4弦。
ジャンルでわけるとブルーグラス、カントリー、オールドタイムが5弦。
アイリッシュがショートスケール(弦長:ネックが短い)の4弦。
デキシーランド等のジャズ系が通常スケール(弦長:ネックが5弦と同じ)の4弦になります。
6弦等はギターバンジョーで弾き方はギターと同じです。
他にウクレレバンジョー等も有りますが奏法はウクレレです。
其々の特徴等は此方にまとめているので参照していただければ。
後、多くのバンジョーにはリゾネーターと呼ばれる反響を目的とした盆型の裏ぶたが本体の裏についています。
あえてこれを外しもっと音量を抑えた形状のオープンバックと呼ばれるものも幾つかのジャンルのバンジョーで使用されます。(オールドタイムやアイリッシュ)
難易度 ★★☆☆☆ ~ ★★★★★
自分が選択する演奏スタイル及びどのあたりまでを目指すのかによってかなり左右されます。
ギターなど他の弦楽器を触ったことがある方なら敷居は低いかと思います。
ただしブルーグラスバンジョーを演奏する場合、3フィンガースタイルで指弾きをしないといけませんので普通にフィジカルな指のトレーニングは必要かと思われます。
またデキシーランド系になるとテクニックだけではなく音楽理論等も理解しないとコードの展開を瞬時に行えません。
この場合、フィジカルな練習以外に楽典等も読む必要がありますね。
アイリッシュ系のテナーの場合、他の楽器で行う通常のフラットピッキング(オルタネイト)以外に変則的なトリップレットを入れる技術の習得も行わないといけませんね。
酷使する身体の部位
弦を指で押さえるので慣れるまで痛いかと思います。
ただしバンジョーは他の弦楽器に比べてテンション(弦の張り)が弱いのでギター弾いていた方にはエレキギターを演奏している位に感じるかと思います。
問題は本体の重量。
ブルーグラス用のトーンリング(音をより大きく更に音質も変えるための部品)が総ブラス製(銅製)なんて感じの物が装着されている楽器の場合、ゆうに6キロほどになります。
本体だけで6キロです(@_@;)
これを肩に担いで演奏するのでかなりしんどいです。
ですので海外でもちょっとお年をめしたプレイヤーは皆、座って弾いてますね(;^ω^)
ですので持ち運びもかなりしんどいです。
ケースを入れると8キロ越えますので。
演奏会場に着いたら楽器の持ち過ぎで指が震えて演奏に支障が出そうになったことがあります(笑)
ですので個人的には演奏会場に車で行ける時には重たいバンジョーを持ちますが電車移動の時には軽くて弾きやすいバンジョーなんてのを持ち歩いています。
もう物理的に楽な方を選ぶようになりました(;^ω^)
価格
過去に自サイトで幾つか記事を書いていますのでそちらお参照していただければ。
始め方
先ずは自分がどんなジャンルでバンジョーを弾きたいかによって選択肢は変わってくるかと思います。
こちらも過去記事をあげておきます。
始め方ですが今はバンジョー教室なども幾つかありますので楽に習うことが出来るかと思います。
また独習するにしても良い教則本やDVDも沢山出ていますので状況的には難しくないかと思います。
ブルーグラスバンジョー
参考動画等
ブルーグラス(5弦)
ニューグラス系(5弦)
アイリッシュ(4弦ショートスケールネック)
デキシーランド系(4弦通常スケールネック。一部ショートスケール使用)
オールドタイム(5弦オープンバック)
自分がこれから購入するならここのバンジョーって決めているメーカーさんの動画
オールドタイムスタイルの2フィンガー奏法で演奏していますね。
次はガット弦のスクープネックのバンジョーでフレイリング奏法で演奏しています。
この音質がたまりません。
次はフレットレスバンジョーですね。
このあたりに来るとほとんど個人的な趣味でマニアックなのであまり参考にならないかもしれません(笑)
ついでに全編フレットレス
と此処まで書いてかなり紹介する動画が記事の趣旨とズレていることに気が付いてこのあたりで止めておきます(^-^;