ここでKAVALと呼んでいるのはブルガリアのたて笛の事ですが同じ様な構造の笛は東欧から中近東にかけて広く分布しています。
その特徴は何と言ってもその吹き口。
通常の縦笛であれば拭き口から送られた空気はウインドウエイを通過しその先にある風切り用のリップに当って自動的に音が出るようになっていますがこのKAVAL系の笛には何もありません。
ただ鋭角にされた丸い穴が空いているだけです。
ですので先ほどのウインドウウエイを通った空気がリップに当る構造を自分の口で作らないといけません。
なので最初は全く音が鳴りませんよ(^_^.)
でもこの笛を吹きこなすと殆どの笛類はホントに簡単に音が鳴らせるようになります。
笛に限らずとにかく筒状の物があったら音を出せちゃう。
そしてその環境に慣れるとホントに自由に色んな音色を出せるようになるんですよね。
最初は聴きやすい所から。
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途中、不思議な音も出てたりしますよね(^_-)
あれもKAVALの特徴的な音のひとつなんですが。
そういう音を使いまくってる演奏。
どこか日本の音楽にも通じるところがありますよね。
更に一般的なKAVALの音楽ってこんな感じでバルカンの変拍子曲をバリバリ演奏してるってイメージですね。
ちなみにKAVALの運指ってとっても変わってますよ。
Chart for the first, second, and third registers
Chart for the high fourth register
要は殆ど1つづつ穴を空けると半音づつ上がっていく様な構造になってます。
そしてそうやると1オクターブを出すだけでも穴の数が足りなくなるので倍音で音を出したりとかなり変わった運指になってますね。
私もブルガリアのものとイラン(たぶん) の物を持っていますがまだまだ吹きこなせていません。
片手間にやるような楽器ではないですね。
ホントに真面目に練習しないと。
TOZAI ウズン カヴァル, プロフェッショナル仕様 (C管)
今まではブルガリアでしたが今度は中近東系のKAVAL。
此方に行くと呼び名が変わってNEYになります。
個人的には中近東系の方が好みかも。
良いですねぇ~(*^_^*)
メチャカッコ良いですね。
でわでわ