アイルランドの若手スパーグループ、Lunasaを紹介。
今ではアイルランドの伝統音楽を演奏するバンドとしては一番人気のバンドではないかと思います。
その名前は古代のアイルランドの収穫祭、であるLughnasadhから名前をとったらしいです(ってWikipediaの受け売りですが) とにかく演奏の正確さ、スピード感、アレンジのまとまり感はここ10年程の間に出てきたバンドとしてはトップではないかと思います。
これから伝統音楽を聴いてみたいって人にはおすすめですね。
現在のメンバーは、
Seán Smyth – fiddle, whistles
Kevin Crawford – flute, whistles
Trevor Hutchinson – bass Cillian Vallely – Uilleann pipes, whistles
Paul Meehan – guitar
過去のメンバーとしては、
Donogh Hennessy – guitar
Michael McGoldrick – Uilleann pipes, flute, whistle
John McSherry – Uilleann pipes
Lúnasa (1999, 2001)
このアルバムからLunasaは始まったんですよねぇ~ 1曲目が始まった時、Bothy以来感じなかった、 おぉ!! って感覚を味わいました。
それくらいにインパクトのあるアルバム。
とにかくJohn McSherry のキンキンにセットアップされたチャンターから繰り出されるパイプの音に絡みつくSeán Smythの小刻みな重箱の隅をつつくようなFiddle。
そしてそれらを融合させるKevin CrawfordのFluteに完全にノックアウトされたのを思い出します。
Lunasaと言えば先ずはこのアルバムですね。
Otherworld (1999)
Lunasa(1999)と同じ路線のハードな展開のアルバムです。
ただ若干メンバーに変動があってパイパーがJohn McSherryからCillian Vallelyに変わっています。
The Merry Sisters of Fate(2001)
これまたLunasa(1999)と同じ路線のハードな展開のアルバム。
アレンジはさすがって感じで冴え渡っています。
Redwood (2003)
ここからレーベルが変わっています。レーベル移籍でごたごたがあったみたいですが内容的には相変わらずクオリティーの高い作品が並んでいます。
CDをかけた瞬間に広がるLunasaワールドはこのアルバムでも健在です。
The Kinnitty Sessions(2004)
Sessionとなっていますがメンバーがお城に篭って音録りしたアルバムです。
普段のスタジオ録音と若干異なり空気感がありますね。
その分、曲や演奏がより身近に感じます。
Sé (2006)
久々のスタジオ録音。曲想が大きくなってて少しプログレッシブ。
元々アイリッシュ系の伝統音楽はチューンを連結し構成がかなり凝ってるユニットが多いのですがこのアルバムはそれを更に進化させたアルバムです。
アイルランドの伝統音楽の枠にとらわれない創りは新たなファンをつかむと思います。
The Story So Far… (2008)
いわゆるベストアルバムです。
Lunasaを聴いたことが無い時にはおすすめ。
きっと次のアルバムの購入のきっかけになるかと思います。