ハイブリットスゥエーディッシュパイプリード

Hybrid Swedish Bagpipe Reed

知り合いのパイプ屋さんがアップしていた彼のアイデアを実現したスゥエーディッシュパイプのリードに関する動画です。

バグパイプのメロディーを演奏する管をブリトン系のパイプではチャンターと呼ぶのですが他の地域のバグパイプの場合、それぞれの呼び名があります。

そしてそのチャンター管に装着するリードはダブルリードがよく知られていますが既存パイプの半分位(自分が知ってる限り)ダブルリードではなくシングルリードなんですよね。

この動画はそんなシングルリードを使用するスゥエーディッシュパイプ(スェーデンのバグパイプ)のリードに関するアイデアを紹介したもの。

ポイントはリードの開き具合を装着したネジで調整できること。

今までのシングルリードだとリードの差込具合とリード本体に巻いた糸で出来た輪っかの移動で音の高さ、演奏性等を調整していたのですがネジがあれば一挙に解決ですね。

あとこのシングルリードの面白い処はアップカットになっている処なんですよね。

アップカットシングルリード

ブレイド(振動する部分)が下側から切込みが入って上部で本体と連結しています。

多くのシングルリードはダウンカットと呼ばれるリードの着き方しています。

ダウンカットシングルリード

ブレイド(振動する部分)が上側から切込みが入って下部で本体と連結しています。

このシングルリードの調整に関してはこれとは違った方法で既にハイランドパイプのドローンリードのモノがあるのですがそれをこのパイプで流用するのはどうなんでしょうね?


コメント

  1. innerhand より:

    これはどうなんですかね。

     無理やりネジの先端で舌を持ち上げてるんだと思いますが、これだと「リードが完全に閉じる」という一番大事な事が出来ないような。ドローンリードなんかはボディと舌の間に髪の毛を挟んだりしますが残念ながらリードのパフォーマンスは損なわれますね。
     この楽器だと妥協出来るレベルなのかな。

  2. こいけさん より:

    > innerhand さん
    アイリッシュパイプみたく2オクターブにわたる音域出す必要が無いので気にならないのかもしれませんね。
    手持ちのシングルリードのガイダでも開き具合だけで十分対応出来るので。
    ただ、動画みたくかなり開くのは実際の使用ではありえないと思います(^_^.)