今日はホイッスルの練習をしてみました。から違う話へ。

ホイッスルって直ぐ手に取れる楽器なんだけど家の中ではあんまり練習しないんです。

何故かって?

普段は車のドアポケットに挟んでいるのでちょっとした信号待ちに練習してるから。

追突されたら恐い事になりそうだけどそれも運命だしね(^.^)

ですが久々に自宅で練習してみました。

やっぱりゆっくりした気持ちで練習すると何気にやり過ごしている自分のいい加減な処がわかってよさげですね。

でも自分の下手さにかなり落ち込んだりして。

もっと気持ちをしっかりして練習しなければ(^_-)-☆

ところで自分の中のホイッスル吹きで永遠の憧れは Donncha O Briain です。

先日も友人宅で Donncha O Briain の演奏を吉田さんと熱く語ってしまいました。

Donncha O Briain の名前を知ってる人はよっぽどホイッスル好きな人か古くからTrad.やってる人なのかなぁ~って思います。

わかり易く言えば現代アイリッシュパイプの演奏家で5本の指に入る一人、Mick O Briain のお兄さんと言えば良いかもしれません。

そのDonncha O Briain の演奏はなんと言うか・・・・

自分と同じ人間が吹いているとは思えない澄んだ音色、例えるなら清流の流れの音を聞いているような音色なんですね。

使っているのはニッケルのごく普通のGenerationなんですが。

僕はホイッスルを始めた頃、彼のアルバムに出会えて本当に幸せだったと思っています。

絶対に揺らがない気持ちを注入して貰えたからです。

楽器の演奏って人によって好みは様々です。

テクニカルにガッツンガッツン責めてくるホイッスル、

タンギングバリバリでプルプル言ってくるホイッスル、

みんなホイッスル。

でもね、そういうテクニックを取っ払った時に残るのは Donncha O Briain が出してくれるような音色だと思うんです。

だからもし誰か知り合いがいてDonncha O Briainの音源持ってる人が居たら是非聞かせてもらってください。
(残念ながら Donncha O Briain の録音はCD化されていないのです。)

※この記事を書いた時点ではCD化されていませんでしたが今はされていますよ。

ついにCD化 「Traditional Music on Tin Whistle 」 Donncha O Briain

きっと新しい何かを見つける事が出来ます。

PS.
僕が最初にDonncha O Briainのレコードを購入したきっかけは、そのジャケットがとても不思議だったから。
机の上に両肘をついてホイッスルの下も机につけて吹いている写真がジャケットだったんで、それで買ってしまったんですけど。
レコード聴きながらジャケ裏を読んでみると壮絶な彼の状態が語られていました。
彼はレコードの録音を行った時点でかなり進んだ筋ジストロフィーだったんですね。
そして彼のその独特の演奏フォームはわずかに動く彼の指先を開放するためのものだったんです。
そんな状態でも最高の音楽を奏でているDonncha O Briainの音楽をもっと聴きたかなぁ~と心から思います。

でわでわ


コメント

  1. innerhand より:

    こんにちは札幌のナカツイです。
     
    以前お話していた体系的なウェブ構想もう実際に作られていたんですね。リンクまで貼って頂いてありがとうございます。今カナダはトロントでパイプ三昧してます。

    偶然Donncha O Briain の録音を聞きながらネットしていてこのサイトに辿り着いたので尚ビックリです。私などは彼の病気の事、外見的特徴を先に知ってしまっているので、その事を頭から追いやって純粋に音楽を聞く事が困難なんですが聞くたびにその雰囲気に圧倒されてます。更に自分の一万円位する笛を見て自己嫌悪に陥ります...

    入手困難になっているこうした特に素晴らしい音源が幾つかありますがどうにかして欲しいですね。

  2. こいけさん より:

    @innerhand
    良いなぁ~ パイプ三昧(^_^)

    僕も第二の人生の時にはパイプ三昧しようと決心している今日この頃です。
    でもトロントからこちらってのが凄いと言うか。
    偶然見つけられてしまったのが恥ずかしいと言うか(笑)

    インターネットは時間と距離を簡単に越えちゃいますね。

    Donncha O Briain の音源に関してはCD焼いてバラ巻きたい衝動に駆られる位すばらしいです。
    同じく1万以上する自分のホイッスル吹いた時の感覚は・・・・(~_~;)
    初心忘れるべからず頑張ります!!

    現地音楽情報もお願いしまぁ~す。

    なんなら中津井さん専用掲示板作っちゃいますよ(^.^)

  3. innerhand より:

    トロントに来たのは5年程前に来日した際に衝撃を受けたDebora Quiglyという女性パイパーにもう一度会ってレッスンを受けたかったからです。この人、録音は数枚しかないですが、もう圧倒的にチャンターを歌わせる事の出来る人で音数は少ないですがもの凄い存在感なんです。パイプ関連の音源は手に入る限り色々聞いて来ましたけど、レッスンを受けるならこの人と今でも思います。帰ったら音源お送りしますね。

     トロントのアイルランド伝統音楽シーンはとても大きいですがそんなに凄いミュージシャンが多いという訳ではありません。アイルランドから移り住み、伝統音楽の普及に努めたパイパーでありパイプメーカーだったChris Langanの愛弟子達が質の高い演奏で活躍しています。丁度50歳前後の人達でしょうか。東京在住のJim Edigerさんもその一人です。しかし残念ながら若い演奏家は少なくて彼らも今後の事を危惧しているようです。トロントはまさしく人種の坩堝でイングランド、アイルランド、スコットランドからの移民の文化的影響は薄まってしまっておりコアな伝統文化は維持出来なくなっているようです。
     同じカナダでもフランス語圏のケベックやもっと北のノバスコシア、ニューファンドランドなどは民族のコミニュティが未だに残っていて音楽もご存知の通りコアな伝統音楽が継承されています。

     とはいってもトロントのダウンタウンだけでもほぼ毎晩セッションがあって例えば水曜日などは4つのパブでセッションがあります。その内2件は道を隔てた向かい合わせのバブだったりします(笑)。私は先生がホストを努める2つのセッションとPatricl Oulceauというクレアスタイルの素晴らしいフィドラー(バリバリのプロです)がホストを努めるセッションを中心にセッション三昧です。流石にちょっと疲れ気味です。

     第二の人生パイプ三昧是非実現して下さい。もうそろそろいいんじゃないですか?(笑)

  4. こいけさん より:

    @innerhand
    そういういきさつがあったんですねぇ。
    是非、更に演奏技術を吸収してこられる事を楽しみにしています(^.^)

    でもトロントは良い感じの場所だと思いますね。
    お話を聞いてると。
    文化的な危機感を住んでいる方が持っている地域は何がしかの良い作用があると思うんですよ。

    セッション環境は面白いです。
    2軒のお店がむかい合ってたらミュージシャンはどちらに行くのかしら?(笑)
    お店のハシゴですか?

    第二の人生パイプ三昧は今少し先かなぁ~と思っています。
    先ずは家族に対する責務果たしたら飛び立ちます(^_-)-☆

  5. jun より:

    こんにちは。
    グレンMさん経由で、見つけてしまいました。

    Donncha Ó Briain、素晴らしいですね。
    私が聴いたのは、ネット上と次のDVDだけですが、
    それだけでも、その凄さは充分に伝わってきます。

    また、ちょこちょこ覗かせてもらいますね。

  6. こいけさん より:

    お疲れ様です。

    JUNさんの記事見せていただきました。
    凄く嬉しくなりました。
    ホントに凄く詳細に色々な事が記述されていて為になります。

    こちらこそよろしくお願いします。

    そうそう、JUNさんへのリンク追加しても良いですか?

  7. jun より:

    恐縮です。

    リンク、もちろんOKです!

    よろしくお願いします。 (^o^)v

  8. こいけさん より:

    @jun
    追加させていただきました。
    よろしくお願いします(^.^)