楽器動画:ちんまいバグパイプ、Northumbrian Small Pipes (ノーサンブリアンスモールパイプス)

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日本では殆ど認知度が無いに等しいNorthumbrian Smallpipes(ノーサンブリアンスモールパイプス)です。

略してNSP。

もう悲しいくらいに人気が無いと言うか(^_^.)

実際、日本だとパイプされてる方は殆どGHPかアイリッシュですもんね。

次にスペインのガイタの方でしょうか。

私が知ってる限り日本でNSP弾いてる方って4人程ですね(^_^.)

パイプ仲間でも私に

「まだちんまいパイプやってるの?」

なんて言い方されたり(^_^.)

ほっといてくれよ!!って感じなんですが(~_~)

と言うわけでそういうちんまいNSPの魅力が少しでも伝わってくれるかなぁ~なんて動画を集めてみました。

先ずは自分も大好きなこの曲。

Andy Mayさんやっぱり凄いです。

この曲、他の管楽器でも弾くの結構しんどいですよ(*^_^*)
(※キーボードだと楽勝ですけどね)

使ってる音域は基本は1オクターブだけです。

ちなみに私は此方のChris Ormstonさんバージョンで覚えました。

5パート位あるんですけど。

NSPでこの曲って右手の薬指を中心に全てスタッカートで上げ下げするんですが結構死ねます。

特に2バリエーション目のAパート等。

と言うわけで今度は先ほども登場したAndy Mayさんの演奏。

前半ソロってますよ。

NSPの魅力全開って感じですね。

そうそうAndy Mayさんが使ってるNSPはキーがGのものなので本来のNSPのFキーよりもよりエッジが立ってる音色ですけどね。

と言いつつ人の好みは色々なので。

なんか好きになれないなぁ~なんて思われても仕方ないですが(^_^.)

ちなみにNSPの演奏ってテーマを演奏してその後は奏者の好みで色々バリエーションを演奏するってのが定番なんですね。

バリエーションもアイリッシュパイプ的な変奏ではなく全く違った曲位にアレンジしてしまう事も多いです。

例えばこんな感じ。

最初は Chloe Corriganちゃんが12歳の時の演奏。可愛いですね(*^_^*)

そして先ほども登場していた私の一番のお気に入り、 Chris Ormstonさんの二曲目のリールとか変奏していますね。

わたしが2曲目のリールを弾く時は変奏パターンをそんなに持ってないしインプロレベルでも出来ないのでもっぱら速度を上げて誤魔化してます(爆)

それとNSPの曲って変わった拍子の曲が多いです。

例えば有名な曲で Lads of Alnwick なんてこんな感じ

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実際の音はNSP奏者としては一番知られている? Kathryn Tickellさんの演奏で。

最初の方でNSPの説明を行ってまして結構良いこと言ってます。

Kathryn Tickellさんは伝統的なFキーのNSP使ってますよ。

次もKathryn Tickellさんのスローエアー

個人的にはこういうのが凄く泣けるんですが。

ではちょっと雰囲気変えてDキーのチャンターの名手、Dick Hensoldさん

数年前に日本に来られてましたけど。

ビックリするのはDキーのチャンターでこれだけ一定の間隔でスタッカート出来るのって驚異的です。

同じ曲を私も弾きますがもっとレガートしてて恥ずかしいです(^_^.)

個人的に大好きなのは此方の演奏。

中盤からの完全にコントロールされたストラスペイ、そして圧巻のリールに続くのですがキーをバンバン使ってるにも係らずこの速度で全く乱れた部分がわからないんですよね。

よく観ていただくとわかりますが右手の親指がチャンターの裏でぴょんぴょん跳ねてるのがわかると思いますがこの時にキーを使っています。

そしてさらによく観ると左手の小指も細かくキーを操作していますね。

キー操作なのにトリプレット出してるし。

当たり前かも知れませんがもう神業レベル。

2曲目のリールは私も好きでよく演奏しますが此処までバランスよく演奏するまでにはまだまだ先って感じです(^_^.)

ちなみにDick Hensoldさんはスェーデンのバグパイプであるセックピーパもメチャ上手い。

NSP譲りの綺麗なクローズドスタイルで演奏されていますね。

と話が逸れてしまいましたが元に戻って最後はAndy Mayさんグループで締めくくり。

こういう動画を観て自分の未熟さを感じて更に練習しようと思うようにしています(^_-)-☆

刺激がないと動かない年頃です(爆)

でわでわ

Big Music for Northumbrian Smallpipes