私の世代でアイルランドの伝統音楽を演奏している影響を受けたグループをあげると、
The Bothy Band、The Chieftains、Planxty、Clannad(ちょっと違うけど) なんて感じでしょうか。
ただこれらのバンドとは一線を画し強烈な個性を持って演奏をしていたグループがありましてそれがアイルランドに伝わる神族の名前をつけたDe Dannanでした。
そしてそのDe Dannanでフィドルを担当していたのが此処で動画をあげてるFrankie Gavinさん。
幼少からホイッスルを始めその後はフルートプレイヤーになりそして最後はフィドラーに。
ちなみにそれぞれの楽器コンテストでチャンピオンになってるんですよね。
そのどれもが驚異的なテクニックで聴く者を惹きつけちゃうセンスの良さとカッコよさは正しくDe Dannanサウンドの要になっていたわけです。
先ずはこの演奏。
二曲目は皆さんお馴染みのChristmas Eveですがもう圧倒的な音数にビックリしてしまいますね。
パイパーが思いっきり装飾音を突っ込んじゃった(笑)って感じの。 ちなみに音数が多いから良いんだ!!と言ってるのではなくてそのセンスです。
おとの選び方とか重ね方の。
とっても参考になると思いますよ。
伝統音楽的というよりブルーグラスや他の音楽にも通じるような感じがします。
次もReelですがDe Dannanで一緒の3コースブズーキ奏者、Alec Finnさんとの演奏。
このAlec Finnさんの動画を観るまでどうやって弾いてるのかわからなかったのですが最近はちょっと納得しました。
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でも弾けるわけではないけど(^_^.)
この曲はホイッスルでよく演奏するのですが此処まで細部に気持ちの行き届いた演奏は未だ出来ないでいます。
話はAlec Finnさんのブズーキに戻りますがこれだけの速度でギターでバックを行うととっても重たい演奏になってしまうと思うんですよね。
だからAlec FinnさんのブズーキってとってもFrankie さんのフィドル演奏には合ってたんだと思います。
次はホイッスル。
自分が影響受けたホイッスルは吹きさんは3人居ましてそのうちの1人がこのFrankieさん。
ちなみにこの2曲目はわたし達世代のアイリッシュ好きのミュージシャンだとイントロがなっただけで思わず口ずさんじゃう程のお馴染み曲でホントに懐かしいですね。
しかし動画で観たら途中で出てくるボックスはシングル列の物を使ってたんですね。
音がちょっと違うなぁ~とは思ってたんですが。
そのDe Dannanの演奏。
後半のFlower of Red-HillはBothyのバージョンと比べると同じ曲でもかなり雰囲気が違ってますね。
次は自分が一番好きなボックス弾きMairtin O’Connorさんとの演奏
ちなみにMairtin O’Connorさんのこのアルバムは最高にカッコ良いですよ。
最初聴いた時は絶対、ボタンアコで弾くラインじゃないやん?なんて思いました。
話は戻ってDe Dannanは同じ時期に活躍したバンドには無い楽器で構成されたバンドなんですよね。
それはテナーバンジョーとボタンアコーディオン。
逆に他のバンドには入っているギターは入ってなく面白い構成だと思います。
De Dannanは活動時期によりメンバーの入れ替えが結構あるのですがそのどの時期も素晴らしい演奏を残しています。
ただf長年活動を共にしてきたFrankie GavinさんとAlec Finnさんは2003年にDe Dannanの名前を巡って争いとなり昔のDe Dannanは解散し今は新生De DannanとしてFrankie Gavinさんが新メンバーで活動を行っていますよ。
面白いのは中期以降、アルバム毎に異なった女性ボーカルを向かえ素晴らしい音源をたくさん残しています。
個人的に好きなのMary Black, Dolores Keaneが居た頃。
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こちらはFrankie Gavinさん率いる新生 Dé Dannan
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凄くモダンな感じになってますね。
興味があれば動画を検索してみてくださいね。
ではちょっとアルバム紹介。
先ずはこのアルバム
Frankie Gavinさんの魅力が一杯詰まってますよ。
De Dannanだったら
名盤ですね。みんな持ってます。(おじさん達は(^_^.))
でわでわこの辺で(^_-)
コメント
とても、勉強になります。
>ゆたかさん
色んなスタイルがありますがフランキーの物は凄く華やかでカッコ良いですね。