今回、二つ目の自作バックで以前とはちょっと変えてかなり薄手の皮を使用してみました。
バグパイプ作られてる方からみればしょうもない事して。なんて思われるかもしれませんがメンテナンスを自分でする習慣をつけると役に立ちますし何より楽しいですしね(^^♪
作ったバックは自分がメインで使用しているノーサンブリアンスモールパイプのバッグ。
此方は購入してから12年位なんですが最初の保管が悪かったせいかかなりバックの皮が痛んでまして。
だましだまし使ってたんですがもう限界で(^-^;
完全に腐ってます。
クロトワ風に言えば
『腐ってやがる。おそすぎたんだ。』
って感じで。
このブローパイプの付け根に亀裂が入ってて空気ダダ漏れ(^-^;
もう悲しいくらいにダダ漏れ。
なので仕方なくバックを新調する事に。
一応、イーベイ等でシンセティック素材の物も注文しましたが形が合ってなくて。
合ってなくても別に良いんですけどなんかオッサンの美的感覚がダメって言ってまして(笑)
で早速作業開始。
そろえる道具は皮。
これは専門店に行けばもっと安かったんですが急いでいたので東急ハンズで入手。
ん~厚さの単位があるんだけどよくわかりません(^-^;
良い感じの皮をチョイスしてきました。
で、最初は今まで使ってたバッグの方を新聞で採りまして。
それをば切り抜く。
こんな感じになりますね。
で、それを買ってきた皮の上にリップノリ等で固定し、
ローラーカッターで裁断。
皮用のナイフの方が切りやすいんですが家の中で行方不明になってしまってたのでこれで代用。
十分綺麗に切り取れますよ。
そうそう、切れ物使う時にはちゃんと台をひきましょうね。
そのまま切るとお母さんや奥さんに怒られますよ(^_-)
ほら折りたたむとこんな感じ(^^♪
次に接着した時に締め付けつための台木も用意しておきます。
そしていよいよ糊付けするのですがその前に接着面はケバ立たせておきます。
塗料の膜もありますしね。
紙やすりでゴシゴシやります。
こんな感じで傷を付ければOK
こんな感じで接着面を剥がしておきます。
でゴム糊さんの登場
周りにベチョリンコと付けてちょっと放置。
その後に折りたたんで張り合わせ。
接着したらその周りをバンバン叩いてその後、クランプかけて圧着。
もう長年の恨みを晴らすようにギシギシ締め付け(^◇^)
数時間放置したらもう完璧。
この状態で空気入れても大丈夫な位に引っ付きます。
(※ちなみに接着面をかなり多く取ってます。)
それから周りに張る皮も用意。
此方にもしっかりゴムノリを塗って暫く放置後に接着。
張った処はハンマーでバンバン叩いて圧着。
こんな感じになりました。
次にバッグを縫い合わせるための溝を作っていきます。
おなじみの皮用道具ですね。
こんな感じで綺麗に等間隔に穴を開ける位置がポイント出来ます。
ちょっとの間に遊び道具になります(#^^#)
此処まででこんな感じに。
そして縫う為の穴をメチャ細いドリルで開けていきます。
皮用のごっつい馬力のミシンが有れば一発なのかもしれませんがそんなん持ってないしね(´・ω・`)
細いドリルを付けたついでに趣味で作ってるアクセサリーの穴も開けておきます。
で気が付いたらゴムノリの缶を倒してました(^-^;
そして此処からはひたすら縫う。
しんどい。。。
縫う。
しんどかったぁ~
手縫い終わり(^_-)-☆
で、元のバッグのストック等を脱着。
凄い状態です。
こんなバッグ見たことない!!って位に痛んでます。
ストック脱着した後の穴ですけど・・・・ちょっとヤバい感がありますね(爆)
取り外したストックだけどかなり汚い。
取り付けはこの辺りかな?なんて想像しながら。
脱着したストックを磨きます。
サンドペーパーでホイホイ。
綺麗に取れた。
汚れていた塗装部分も剥いじゃいました。
さすがにこの太いドローンストックは全編、ブラックウッドではないですね。
当たり前ですけど。
ブローパイプはブラックウッドでしたがなにぶん汚れと接着剤が酷いのでちょっと削りました。
チャンターストックはかなり引っ付いてたのでドライバー差し込んで接着面を剥がします。
取れたけどやっぱり汚い。
綺麗に磨いてこんな感じに。
で、いよいよ3本のストック(ドローン用、ブローパイプ用、チャンター用)を取り付け。
取り付け位置を以前のパイプバッグを元に算出しチェック。
切り込みを入れる印も書いて。
切っちゃいます。
ちょっとテープ止めして。
差し込む。
穴がかなり小さく開けるのでそこにストックを差し込むとき、穴をあけた周りのビラビラが邪魔になるのでテープ止めしていました。
こんな感じに入りました。
ここで痛恨のミスを犯してしまいます。
そうなんですドローンストックの向きを忘れてて変な向きに付けてしまった(^-^;
NSPだと自分の顔の方に小型のドローン管が向かないといけないんですが身体の方に向いてしまう位置になってしまいました。
8月のライブが終わったら一回、解いてドローンストックだけ向きを変えないと。
そしてチャンターストックの装着。
これはちょっとコツが要りますよ。
空気が漏れないように枕を二つ用意して出口を挟むようにして糸で巻き巻きするとOKです。
で、仕上がりがこちら
以前はこの上にベルベットのバッグカバーがありましたがこのまま使おうと思ってます。
色も青色で好きだし(^_-)-☆
という訳でやっとバッグの置換が出来ました。
実際に演奏すると全く空気漏れが無いからメチャメチャ快調。
音も1.5倍位、大きくなった様に思えます。
という訳でちょっとまとめ。
・バッグを縫い合わせるマチはもっと少なくて良い。
・手縫いで仕上げたがもっと最強に早くて確実な方法を見つけたので次回はそれで実施。
・パディー・キーナンがゴムバックを使用しているので新しい作成方法の試しとしてゴムバックを作ってみる予定。
以上。
でわでわ(^_-)-☆