ついに出てきましたよ。
The Strayaway Child
Hartdance
この2枚で完全にハンマーダルシマーによるアイリッシュチューンの演奏スタイル、どういうノリで他の楽器と一緒に演奏するのか。って答えが出てしまったように思います。
演奏者はこんなに美しいダルシマー見たこと無い!!って言うほどのダルシマー製作者で且つ演奏者のJerry Read Smith。
ダルシマーでアイリッシュチューンを演奏する事に迷ったらこのアルバムを聴いてみると答えが見つかると思います。
一緒に演奏しているのは殆どお友達と自身の工房の仲間だったりして多少粗い部分もありますがそれでも一枚のアルバム通して曲を飛ばさずに聴けるのはこの2枚だけかもしれません。
Daybreak
Chris Norman & Ken Kolodner
ん~なんと言っていいのか・・・
オールドタイムとオリジナルとクラシックが混ざったような感じですかねぇ。
確かにメッチャ上手いんですよ。
でも曲によったら飛ばしちゃいます。
Facing The Music
John Kirkpatrick &Sue Harris
ほのぼのイングランドチューンをハンマーダルシマーとイングリッシュコンサティーナで演奏しているアルバム。
ハンマーダルシマーは難しいテクニックも使用せずあくまでもメロディーに忠実に演奏しています。
でも案外こういう演奏って出来る人が居ないんですよね。
個人的には曲も好きなのでお気に入りです。
ちなみにJohn Kirkpatrickの本気出した時のイングリッシュコンサティーナってメチャメチャカッコ良いですよ。
その他
Nightnoise
Billy Oskey & Micheal O’Domhnail
ボシー解散後あちこちのバンドで活動していたMichealが始めたユニットがこのNightnoise。
今までの既成概念にとらわれないような癒し系の音が満載です。
でも後期のNightnoiseではもの凄いアグレッシブな曲も登場したりしてビックリするんですけどね。
とにかくこのアルバムでは故Micheal O’Domhnailの、一適の水も無い砂漠の様な乾いた音だけど何故かとても潤っているギターの音が聞けます。
とにかく僕がギターを演奏する上で目指してた全ての音色が入ってる感じ。
特に長編、The Cricket’s Wicketでのギターの間の取り方、ダウンスライドさせる低音、そしてMicheal 自身のWhistleは最高だと思います。
って言っても多分、派手なJohn Doyleみたな演奏者に皆、目が行ってしまうんでしょうねぇ~
何故か日本の演奏者の間でMicheal O’Domhnail好きって人があんまり居ないのが不思議なくらい。
Le Reve du Diable
ケイジャンのアルバムなんですがとにかく演奏と歌が粋。
ボタンアコーディオンは当然1列のモノを使用してますよ。
そしてそれにあわせてガンガンにダンスステップを入れながらひたすらフィドルがノリまくる。
典型的なケイジャンスタイルなんですが演奏の素晴らしさと粋なボーカルにノックダウンです。