音楽する上で大事なこと

最近またアクセスがあるみたいでちょっと追記

何が大事?

ここ最近、色んなジャンルの音楽やってる方と絡む機会がありまして色々感じた事を書いてみたいと思います。

音楽やる上で大事なことってなんでしょう?

ちょっと上げてみると、

  • 音楽知識
  • 演奏能力
  • 即興力
  • 柔軟な気持ち
  • 楽器に対する知識
  • 機材に対する知識
  • ソフトウエア的な知識
  • 詰めすぎない
  • 商才
  • 人間性

って思うんですよね。

音楽知識

和声、リズム等、基本的な知識プラス楽典には現れないセンスや手法をどれだけ知ってるか?って事。

もちろん楽譜の読み方とか記述方法とか。

オーケストラで使用されている様な大げさなものではなくても最低限、自分の担当する楽器のメロディーを記載している楽譜は読めると良いよね。という話ですね。

やっぱり一歩、人から抜きん出ようと思ったらそれなりに自分で努力して身に付けていかないとダメなんじゃないかなぁ~と思うわけです。

例えば楽典的に言ったら間違ってても特定の音楽ではそれがとってもマッチしている場合はそれは正しいとなったりしますしね。

楽典ってある意味、相手の事がわからなくても唯一伝えあえる共通言語かと思いますので。

演奏能力

当たり前の話ですが決められた事をきめられた様に演奏するってとっても難しい事。

それを当たり前の様に出来る事って最低限の条件かなと思います。

実際にはめちゃめちゃ難しいですけどね。

スタジオ入ってガラスの向こうで好き勝手言われてそれに合わせて弾くとかしんどいですもん。

即興力

特定の条件の中で最適な表現を瞬時に出せる能力です。

例えばコードだけが決まってる数小節に合うメロディーや伴奏を瞬時に演奏する等。

これは上手いって言われている演奏家が持ってる能力か?と言われればそうではないところが難しいところですね。

幼少の頃から一つの楽器を演奏し音大まで出た方でもインプロできる方ってあんまり居られなかったりして。

ただ不思議と自分の友人はクラシック畑出身だけど皆、即興での演奏が上手いです。

そういう意味では僕はとっても恵まれてるかと思います。

柔軟な気持ち

これって音楽とは関係無いんですが全ての事に当てはまるんじゃないかと思います。

いつも柔軟に色々な状態を受け入れる気持ちってとっても大事だと思います。

昔は経験って大事だと思っていましたが今は如何にその経験だけで物事を判断しないようにする事が大事か。ってのを思いますんね。

知らず知らずの内に一面的なモノの見方しか出来なくなるってとっても怖いことです。

でないとこちらの記事に登場したピアノ青年みたいな人になってしまうかと思われます。

イントロ ごちゃごちゃ最初に書いていますので上にある各パイプのリンクに飛んでいただいても良いかと思います。 あ...続きを読む

楽器に対する知識

自分が演奏している楽器に関する知識、プラス他の楽器に関する知識があるととっても有利になると思うんですよね。

どんな楽器にもその楽器らしさが出る音の並びや出せるけど出すと変って感じる音の並びがあります。

そういう知識を持ってると色んな楽器を集めてアレンジする場合に演奏者もアレンジャーも幸せになります。

特に楽器の基本キーや音域。移調楽器に関して等。

詰めすぎない

なんの事かというと。

余計なことをしないこと。

例えば複雑な楽曲を作って得意になるのは一部の方の期待には合うかもしれないけど大方の人に対しては意味がないと思うようになりました。

無駄に難しいことを詰め込むより聴いててて心地よいメロディーやリズムを如何に自然に聴かせるか。ってとても大事かと。

特に昨今の歌い手さんのレベル向上に伴う難解な歌や音楽知識を詰め込み過ぎたような曲はポップスとして聴けない様に思えます。

後世に残るような曲を作りたいのであれば心に残る音楽が大事かと思います。

機材に対する知識

これからますます必要になるスキルだとおもうんですよね。

例えば楽器を録音する場合、どんなマイクをつかってどんな風にコンプかけると良い音で録れるか等、ハードウエアに関する知識があると色んな場面で楽になるとおもいます。

エンジニア任せではなく自分でもこの辺りの知識を持つことは大事だと思います。

自分でPCや機器を触れると可能性が凄く広がりますよ。

スマホでも作れますがまだまだ雲泥の差があるかと。

ソフトウエア的な知識

例えば自分の演奏を自宅で録音する。何かの仕事でスタジオで録音をする。そういう場合に色々なソフトウエアを使用します。

それらを自分で操作しろとは言いませんが少なくともどういう風に音を録れば効率よく作業が進むか?等はソフトウエアの特性を知ってるととても楽になります。

例えばパンチインする場合、このソフトはこういう風に演奏すると楽に音素材として使用できるようになる等の知識ですね。

商才

音楽で少しでもお金を儲けたいのであれば楽器弾いてるだけではダメだと思います。

ある程度の割り切りや稼ぐ為の手法を考えていかないと。

その為には敏感に時代の流れを掴む感性をいつも意識したいです。

人間性

これってとっても大事かと思います。

やっぱり一緒に演奏してて楽しい人と絡みたいですしね。

お金の為と割り切って気の合わない人と一緒に仕事することも出来ますが気持ち的にはしんどですし(^_^;)

まとめると

やっぱり絶えず努力しないといけないと言うこと。

一面的な能力を上げるだけでなく、多角的に。

ただ、努力って大方の人にはしんどいと思います。

自分の場合、主職業が音楽ではないのもありますのである意味、俯瞰して音楽に付き合えています。

その為か努力ではなく楽しんで色々勉強出来る様になりました。

ちょっと気持ちにも余裕が有ると良いかもですね。

少なくとも自分の場合は追い込んで頑張れるタイプではなかったので。

そして何より自分だけでなく周りの事も考えられる心の余裕が大切かと思います。

幾ら演奏が上手くても独りよがりな演奏や態度は結局、周りから人を遠ざけちゃう気がしますし。

実際メチャメチャ演奏は上手いけどライブのお仕事や諸々のイベントに誘われないミュージシャンは居まして。

正直、個人的に一緒したくないなぁ~って人も居ます。

自分を磨いて極めるのはとっても素晴らしいけど周りに悪影響及ぼすのは止めてほしいですね。

ほんと、最後は人間性かなとは思います。

こういう記事も書いています。

概要 演奏者とは任意の楽器で主旋律を演奏するパート。 伴奏者は演奏者が引き立つように背後で違った旋律を奏でるパ...続きを読む

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コメント

  1. ピキ次郎 より:

    素晴らしい!その通りですね。
    そして小池さんはこの全てを兼ね備えてるから凄いですね。
    部分的に長けてる人はいると思いますが、全てを持ってる人はなかなかいないと思います。

  2. こいけさん より:

    > ピキ ちゃん
    いえいえ。
    誉めすぎですよ(笑)
    殆ど持ってないから自戒の念を込めて書いてます。
    ほら、歳とってくると今何してたかも忘れちゃうし(笑)
    僕からするとピキちゃんのマメさとか正確さがとっても羨ましいですよ。
    演奏技術も高いし。