以前、アイリッシュパイプって凄いなぁ~なんて感心したわけです(^_-) って記事を読んだ方から
アイリッシュパイプでどんな特色があるんですか?
って質問が来たのでちょっとまとめてみました。
アイリッシュパイパーではない自分がまとめるのもなんですがちょっと書いてみます。
代表的なバグパイプチャンターの特徴一覧 | |||
機能 | GHP(グレートハイランドパイプ) | IP(アイリッシュパイプ) | NSP(ザンブリアンスモールパイプス) |
キー | 古い楽器ではG、Aも存在。 現在は Bbが使用される。 |
D 、B、 C 、C #、Bb、Ebが存在。 通常はDが使用される。Eb はDがスタンダードになる前の少しピッチが高い時代のモノの可能もあり。 |
FもしくはG。 このパイプでコンサートピッチ呼ばれているのはキーがF。 最近では他の楽器との合奏が多くなりGもよく使用される。 |
音域 |
1オクターブ+1音 半音は出せない。 (実際には変則的な指使いで出す方も居られます) |
2オクターブ。 Cナチュラル、Ebはキーなしでも出す事が可能。 半音は付属のキー装置を使用すれば発音可能。 だだし、半音を使った曲自体、普通はあまり演奏しない。 Cナチュラルは普通に使用しますがチャンターにより音程の不安定さがあります。 |
付属のキー装置が無い場合は1オクターブ。 キーが無いチャンターにキーを追加していくことにより音域や出せる半音が増えていきます。 詳しくは本サイトここを参照。
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装飾音 | 厳格に規定された装飾音がありそれらを厳格に使用。 | 通常のフルートやホイッスルで演奏する装飾が使用されていますがIP特有のクローズドな指使いを使用した装飾音も使用。 | 一部の音に関して決まった装飾音を使用することはありますが基本全てクローズで演奏するので装飾音をあまり使用しません 詳しくは本サイトここを参照。
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という感じでしょうか。
また時間のあるときには追記していきたいとおもいます。
でわでわ(^_-)
追記:
アイリッシュパイプのEbチャンターに関して北海道在住のアイリッシュパイプ製作者、中津井さんから貴重な情報を頂きました。
Eb自体、かなり特別な仕様との事で現在、使用されているEbに関しては主に使用されているコンサートピッチと呼ばれているDキーの物がまだ正確にDのピッチで無かった時代、半音ほどピッチが高かったモノも含まれているとの事でした。
民族楽器なのでこの辺は色々あるのかもしれませんね。
コメント
この3種類のパイプを所有し、演奏出来る人ってなかなか居ないですもんね。
小池さんだからこそ書ける記事です(#^.^#)
>ピキちゃん
全然弾けてないですよ(>_<) 持ってるだけで。 ちなみにGHPは持ってないです(^_^;)