おのですね、何が不快かってチューニングのあってない楽器(ー_ー)!!
クラシックや普通に手に入る楽器をやってる方からすれば当たり前の、
楽器は音程が合ってて当然
って認識は民族楽器を手に取った日から完全に崩壊するんですよね。
結構高価なパイプ等でも音程が合ってるって結構まれで。
楽器の特製や使用される地域とは違う地域での使用等で殆どの場合、音程がおかしくなります。
(ほら、湿度や温度の関係で)
そんな時はリードの調整や各種の手当で何とか標準のピッチにあわせられる時もあるんですがそんなメンテをしても対応できない位のズレだと最終手段になります(^_^.)
私は指穴を削るのは嫌なので低い音の指穴の音程にあわせてリードを調整し高いほうの指穴に詰め物をして音程を下げる方法をとってます。
今回は上のAの音を出すキーの音。
キー無しで出る範囲のキーは調整したんですがキー付きは未だ全て対応していません。
と言うわけで調整開始。
写真では上から二番目のキーなんですが。
ここを触るには先ずキーをはずさないといけないんですが。
針金差し込んでキーを支えてる柱を押し出します。
これがなかなか出来なくなってるキーもあって困ります。
このキーはよく外してるので簡単に抜けます。
抜けたらその穴をアルコールなどで拭いて綺麗にしてから穴の内側にパテ埋めします。
以前は蜜蝋使ってましたがNSPの場合は油をキー穴に塗るので暫らくすると蜜蝋が取れてしまうんです。
なので今は二種類混合型のエポキシ剤を使って盛ってます。
エポキシ系ボンドについては賛否両論んですがNSPの場合は穴の気密性を高めるためにオイルを使用するので取り外しの出来るパテなどは使えないんですよね。
エポキシ系だと固まりますが普通に削ったりして調整すればOKなのでもっぱらこれを使用しています。
写真だとあまりわかりませんが上から(左から二つ目)の穴の内側に盛ってます。
結果は上々!!(^_-)-☆
音程が合ってメチャメチャ嬉しくなりました。
もっともっと練習したくなりました。
でわでわ
※指穴の音程調整によく使ってます。
コメント
自分で、メンテナンスをされるって本当に、凄いですね。
本当に、尊敬します。
これからも、宜しくお願い致します。
>ゆたかさん
日本では誰もメンテしてくれませんので仕方なくです(^_^.)