先日一緒に演奏させていただいた方からメロディッククローハンマーバンジョーについて色々質問されたのでお気に入りを幾つか。
先ずはMark Johnsonさん。
ブルーグラスされている方にはお馴染みの曲ですね。
細かい音の粒での演奏はなかなかですね。
次はSteve Baughmanさん
トリプレットも細かく出されているんですがビックリですね。
ところでメロディッククローハンマーと言っても何の事かわかりませんよね。
これはクローハンマー奏法と言う五弦バンジョー奏法が有るのですがそれをベースにスケールも演奏出来る様な指板ポジションを選択した奏法になります。
例を挙げますと。
通常のクローハンマーだと歌物やメロディーの間にタメの有るフィドルチューンなら演奏に向いているんですね。
や
ところが滑らかにスケールで作られた曲、例えば Blackberry Blossom などは伝統的な動きのクローハンマー奏法だとしんどくなるのでブルーグラスで使用されているメロディック奏法的な違う弦でのポジションを選択し且つハンマリング・オン、プリング・オフを多用した演奏法になります。
こんな感じ。
これがよく言われているメロディッククローハンマーという奏法ですね。
でもメロディッククローハンマーと言っても全てが同じスタイルで演奏されるのではなくてスケール弾き部分だけに適応される感じですね。
と言うわけで個人的にはこの人、最高!!って思っている方を。
バンジョーメーカーさんですが音の粒やコントロールの繊細さは完全に別領域な方かと思います。
先ずはメロディッククローハンマーではないのですが随所に使用されているスケールやコード感を味わっていただければ。
どうでしょう。
泣けますね。なかなかに。
次はフィドルと一緒に演奏した場合にどんな感じでメロディーを取っているかがすごくわかりやすい動画。
良いですねぇ~
次はソロで。
とても伝統的な動きされていますが音の選び方とスケールの入れ方がメチャメチャ今風。
次はお二人で演奏されていますが最初はあえて対位的な音を選び二回し目からユニゾン、その後はまたまたセンスの良いアレンジともう勉強になること一杯の演奏ですよ。
暫くお二人の演奏を。
こちらの曲は先日、ライブで自分も演奏させていただきました。
かなり意識してたんですが(笑)
まだまだですね。
ではソロでのプレイ
ちょっとビックリって感じのポジショニングです。
伝統的な曲もこんな感じ。
4弦のチューニングがミソですね。
それでは最後はお気に入りのセットで終わり。
でわでわ(^^)
そうそう、おススメのクローハンマースタイル本を幾つか。
Clawhammer Banjo
こちらの本は心底おススメします。 個人的には歴史に残る名チューターだと思ってます。
凄く高度な内容ではないですがクローハンマースタイルのエッセンスが詰まりまくってますね。
Melodic Clawhammer Banjo: A Comprehensive Guide to Modern Clawhammer Banjo
簡単なメロディックスタイルから始まりかなり高度なフィドルチューンまで掲載されています。